ライター検定って意味ある?後悔しないための選び方と活かし方

WEBライター検定は、持っているだけでは案件につながらないことがありますが、スキルや案件探しの上達ができるのが大きなメリット。

検定で身につけたスキルを実践で活かせるようにすれば、検定取得のための勉強も無駄にはなりません。

本記事では、現役WEBライターがライター向け検定の必要性や活かし方を徹底解説します。実践に活かせるおすすめの検定も紹介するので、スキルアップしてもっと稼ぎたい方は必見です。

目次

WEBライター検定とは?必要性を現役ライターが解説

ライター 検定 イメージ

WEBライター検定は、ライティングスキルを可視化するための民間資格です。

クラウドワークスなどが主催するものから、SEO特化型までさまざまあります。検定取得で即案件が増えるとは限りませんが、初心者がスキルを体系的に学ぶには有効な検定です。

WEBライター検定は、ライティング全般スキルを問うものだけでなく、SEOや文章校正、著作権など特定の能力に関するものもあります。

私は5年ほどライターをやってきましたが、一度もライター検定を受けたことがありません。なぜなら、独学ですべて学び、検定を受けずにフリーランスライターとして稼げるようになったからです。

そのため、必ずしも必要なものではないと感じています。しかし、独学で学んできたからこそ、遠回りをしてしまったと感じることもあります。

WEBライター検定を受けておけば、もっと効率よくライティングスキルを学べたかなと思うことも。

さらに、検定に合格したい!という気持ちはスキル習得のモチベーションだけでなく、ライターをやる上でのやる気にもつながります。

特に、スキルや実績にまだ自信がない初心者の方は、WEBライター検定を受けるのがおすすめです。

実際にWEBライター検定を受けた人の声を集めてみた

実際にWEBライター検定を受けた人の意見を調査しました。調べてみると、検定を受けているライターは思っていたより多く、さまざまな意見がありました。

ポジティブな面とネガティブな面の両方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ライター検定に肯定的な意見



ライター検定を受けている人は、直接案件につながらないとわかっていてもスキルアップのためにやっている人が多い印象です。

検定合格のためにたくさん勉強するので、1人でだらだら学ぶよりも効率よくスキルを身につけられます。

また、趣味で検定を受けている人や検定を受けたことでクライアントの良し悪しがわかるようになった人も。何か目的を持っていれば、ライター検定も無駄にならないですね。

ライター検定に否定的な意見


ライター検定を持っていても、直接案件につながらないので時間の無駄だと感じる人もいるようです。

確かに、勉強のためにかなり時間を取られることもあり、その分仕事が疎かになりやすいですね。

また、低い級を応募文に書くと、かえって逆効果になるという意見もありました。3級レベルのライティングスキルだと、そのレベルのスキルしかないと判断されることもあります。

仕事は増える?WEBライターが検定を受けるメリット

ライター 検定 メリット

私のこれまでの経験やライターを受けた人の意見からわかる、ライターがWEBライター検定を受けるメリットは次のとおりです。

  • 自信アップにつながる
  • 初心者が効率よく基礎を学べる
  • よいクライアントを見抜けるようになる

ライター検定を受けても意味があるのか不安な方は、まずメリットを理解しておきましょう。

自信アップにつながる

検定合格は自分の文章力を裏づける材料になり、営業時のメンタルにもプラスです。検定に受かったという事実が、自信アップにつながります。

例えば、ライター検定1級という資格があれば、それだけでプロライターとして認められた気持ちになります。

実際、ライティング協会やクラウドソーシングサイトから専門的な知識があると認められることになるので、自信をもってクライアントとの交渉もできるようになりますよ。

初心者が効率よく基礎を学べる

情報が分散しているライティング知識を、体系的に学べる点も大きなメリット。検定に出てくる知識は基礎的なものが多く、対策のために勉強しているうちに基礎スキルが身に付きます。

やや応用的な知識も同時に身につけられることが多く、検定に受からなくてもスキルは自分のものにできます

特に、独学でなかなか上達しない初心者の方は、ライター検定に向けて模擬問題や教材を使うだけでも基礎を学べるのでおすすめです。

よいクライアントを見抜けるようになる

検定内容を通じて「よい文章」「悪い指示」の見極め力も上がります。ライター検定に出てくる内容は、文章力やSEOなどライティングスキルを幅広く網羅しています。

検定で学んでおけば、クライアントからフィードバックをもらった際に正しい修正なのか判断できる可能性が高いです。

クライアントが間違った指示をしていれば、スキルアップにつながらない案件だと判断できます。逆に、検定で勉強した内容の指示をするクライアントであれば、スキルがあって学ぶことが多いクライアントだとわかりますね。

WEBライター検定を受けるデメリットはある?

ライター 検定 デメリット

WEBライター検定を受ける際のデメリットは、次のとおりです。

  • 案件獲得につながらないことがある
  • 勉強に時間を取られて仕事が減る可能性がある
  • 低い級だと逆にスキルがないと思われることがある

私がこれまでにライター検定を受けなかった理由や受けた人のマイナスな意見から、デメリットについて詳しく解説します。

案件獲得につながらないことがある

資格だけで仕事が舞い込む時代ではなく、ポートフォリオや実績との併用が必須です。検定を持っていたとしても、本当にクライアントの求める文章が書けるかはまた別の話です。

私はこれまで、数々の案件に資格なしで応募してきましたが、実績が増えたらどんどん受かるようになりました。また、自分のアピールポイントがわかっていれば、より案件の受注率が上がります。

一方、資格を持っていても実績が全くなければ、採用される確率は下がります。検定に受かる能力と仕事ができる能力は全く別だからです。

そのため、資格さえ持っていれば案件獲得につながるとは考えない方がいいでしょう。

勉強に時間を取られて仕事が減る可能性がある

時間と収入のバランスにも注意が必要です。WEBライター検定は覚える範囲が広く、毎日数時間勉強しなければいけないこともあります。

そうなると、ライターの仕事をする時間がなくなり、収入が減ることもあります。しかも、検定に受かったからといってすぐに仕事が増えるわけではありません。

ライター検定を受ける際は、仕事とのバランスを取りながら勉強することが大切です。

低い級だと逆にスキルがないと思われることがある

「検定合格」が逆に足かせになる可能性もあるため、アピールの仕方が大事になります。

検定を受けた人の意見の中で特に多かったのが「WEBライター検定3級」。3級を持っていることを応募文に書いても、スキルを持っているアピールにはならないことが多いようです。

確かに、2級や1級がある中で3級はスキルとして高くないですね。しかし、全く実績がない初心者であれば、3級を受けた意欲を評価してもらえる可能性があります。

WEBライター検定はこんな人におすすめ!

メリットやデメリットを踏まえて、WEBライター検定がおすすめな人の特徴は次のとおりです。

  • 初心者ライターでスキルに自信がない人
  • 始めたばかりで実績が全くない人
  • 特定のスキルを磨きたい人

上記に当てはまる方であれば、WEBライターを受けても自分にプラスになることが多いです。

初心者ライターでスキルに自信がない人

初心者ライターでスキルに自信がない方であれば、ライター検定に向けた勉強を通して基礎スキルを見つけられるのでおすすめです。

特に、独学でライティングを勉強していてなかなか結果が出ない方は、モチベーションも下がってきますよね。

検定に合格するという目標があれば、やる気が一気にアップします。独学でも教材や模擬問題を使って正しい知識を身につけられます

行き詰っている初心者ライターは、検定を受けてみるのがおすすめです。

始めたばかりで実績が全くない人

ライター検定は、ライターを始めたばかりで実績がない人にもおすすめです。検定合格の資格は、中級者や上級者ライターの実績としては弱いです。

ライター検定1級や特別なライティングスキルの検定であれば別ですが、一般的なライター検定は中上級者にはあまり役立ちません。

しかし、まだ始めたばかりのライターであれば、検定の結果を実績として載せることができます。

初心者でも、検定を受けるほどやる気があると思われるので、案件獲得にもつながります。特に、ライターを始めて数ヶ月から半年程度の方であれば、ライター検定をスキルアップや案件獲得につなげられる可能性が高いです。

特定のスキルを磨きたい中上級者ライター

ライター検定の中でもSEOや校正、日本語能力などに特化したものであれば、中上級者ライターでも役立ちます。

特定のスキルに特化していることをアピールできるため、ディレクションや編集の案件獲得にもつながりやすいです。

すでにライター歴が1年以上で高単価案件を狙っていきたい方は、特定のスキルを学べる検定にチャレンジするのがおすすめです。

WEBライター検定を選ぶポイント

WEBライター検定を受ける際は、次のポイントをチェックしましょう。

  • 自分に合った級を選ぶ
  • アピールしたいポイントで選ぶ
  • 講座受講など条件と費用総額もチェック

検定を受けるときは、勉強のための時間や費用がかかります。目的と違う検定を受けたり落ちたりする可能性を少しでも下げるために、選び方を知っておいてくださいね。

自分に合った級を選ぶ

ライター検定には級がいくつかあり、上級や1級だとかなり難易度が上がります。合格できれば、アピールできるスキルになりますが、その分かなり勉強しないと合格できないことも。

とはいえ、中上級者が3級や初級レベルを持っていても、なかなか実績としては使えません。

初めて検定を受けるなら、まずは無理なく合格できるレベルを選びましょう。やや簡単なレベルの試験で各検定の傾向を掴み、チャレンジできそうならさらに上のレベルの試験を受けるのがおすすめです。

中上級者であっても最初は初級や3級を受け、合格したら中級や上級に挑戦しましょう。

アピールしたいポイントで選ぶ

「SEO強化」「構成力重視」など、自分が伸ばしたい分野で選ぶことも大切です。資格だけを持っていても、なかなかアピールポイントにはなりません。

特に、SEOや著作権、校正などある分野に特化した検定であれば、応募の際のアピールポイントになります。

例えば、「SEOに強い記事が書けます!」と書いていても実績がなければ信憑性が低いです。

しかし、初心者であれば、もらっている案件も少なく、上位表示した記事が少ないこともありますよね。そんなときにSEO検定をアピールすれば、検定に受かっているならSEOに詳しいだろうと思ってもらえます。

講座受講などの条件と費用総額もチェック

ライター検定の中には、講座受講が義務付けられているものがあります。検定自体の費用は安くても、講座受講に数万円かかることも多く、費用総額が50,000円以上になるケースも少なくありません。

もちろん、講座を受けられれば、その分効率よく必要な知識を学べます。

そのため、講座受講など検定を受けるための条件をチェックし、費用とのバランスを見て決めるようにしましょう。

【ライティング全般】WEBライターにおすすめの検定3選

有名な検定の中でもWEBライティングが学べるおすすめの検定を3つ紹介します。

ライティングの基礎を学びたい方や初心者ライターの方は必見です。

Webライター検定|クラウドワークス

Webライター検定 おすすめ

  • 3級なら無料で何度も受けられる
  • 合格後はクラウドワークスのプロフィールに掲載される
  • 受けている人が多くて仲間と一緒に頑張れる

Webライター検定は、大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスが実施する検定です。問題自体はコンテンツマーケティングのプロである株式会社グリーゼが監修。

3級から1級まであり、なんと3級は無料で何度でも受けられます。対策用の動画や講座も充実しており、費用を抑えて基礎知識を学びたい初心者におすすめです。

特に、3級は多くの人が受けており、仲間と切磋琢磨して検定を受けたい方にもおすすめです。

比較的簡単といわれる3級でも合格率は5%以下。1級を持っていれば、資格としても役立つレベルなので、中上級者は2級や1級に挑戦するのがおすすめです。

実施元 クラウドワークス
試験科目 WEBライティング
試験方式 1級:記述式(2記事分構成・執筆)
2級:記述式・マーク式
3級:WEB上で行うマーク式テスト
レベル 1級:構成案作成を含めた実技テストを通して、さらに高レベルなライティングスキル
2級:構成案に基づいて、心を動かす文章の書き方を理解・実践できる
3級:WEBライティングの基礎的な知識がある
受講料 1級:20,000円
2級:10,000円
3級:無料
合格率 5%以下
オンライン受験

Webライティング能力検定|日本Webライティング協会

Webライティング能力検定 おすすめ

  • 2012年から続くWEBライティング関連で最も歴史のある検定
  • 資格取得者名簿への掲載や認定書の発行あり
  • 協会に依頼があった際に紹介してくれることも

日本Webライティング協会が行うWebライティング検定は内容が実務寄りで、広報やブログ、コラム等幅広く対応しています。

2012年から続く歴史ある検定で、合格すれば認定書の発行など証明できるものもついてきます。さらに、協会に依頼があった場合に仕事を紹介してくれることもあり、案件獲得につなげたい方におすすめです。

試験科目は全部で6科目あり、基礎知識だけでなくSEOやメールライティングの能力も試されます。基本は4択問題ですが、ミニ論文のみ記述式です。しっかり対策しないと、点数が取れないようになっています。

受講料は一律17,600円なので、自分のレベルを見極めて受ける級を決めるのがおすすめ。

実施元 日本Webライティング協会
試験科目 ・国語
・ウェブライティング
・コピー・メールライティング
・SEO
・倫理、法律、炎上対策
・ミニ論文
試験方式 4択問題、ミニ論文のみ記述式
レベル 1級:一般的な仕事はもちろん、高度な仕事もできるトップレベルのスキルを持つ
2級:一般的な仕事を行う上で充分なスキルを持つ
3級:一般的な仕事を行う上で最低限のスキルを持つ
受講料 17,600円
合格率 25~30%(公式サイトでは非公開)
オンライン受験 なし

Webライティング技能検定|日本クラウドソーシング検定協会

Webライティング技能検定

  • WEBライティング技能検定講座も同時に受けられる
  • 合格率は47.4%でありながらWEBライティング実務士の称号も
  • 合格者特典あり

Webライティング技能検定は、日本クラウドソーシング検定協会が実施しています。

WEBライティング技能検定講座を別途購入する必要がありますが、講座を受けながら検定の勉強もできるので、知識を学びたい人におすすめです。

また、合格するとWebライティング実務士の称号が与えられます。大手クラウドソーシングサイトのランサーズでは、おすすめの人材として紹介してもらえるなどの特典もついてきます。

試験は4択問題と実技ライティング問題4問の構成になっており、実技ライティング対策ができれば、比較的合格しやすいです。合格率も47.4%で、ほかのライティング検定に比べて高めです。

実施元 日本クラウドソーシング検定協会
試験科目 ・4択問題:50問(50点)
・実技ライティング問題:4問(200点)
試験方式 4択問題、記述式
レベル 1種類のみ
受講料 6,000円
※別途WEBライティング技能検定講座39,600円の購入が必要
合格率 47.4%
オンライン受験

【特定のスキル習得におすすめ】WEBライターにおすすめの検定

WEBライター検定の中でも、SEOや校正など、特定のスキル習得におすすめの検定を紹介します。

中上級者で身につけたいスキルがある人は、ぜひ参考にしてくださいね。

SEO向け

SEO向けのライター検定は、次の2種類があります。

  • SEOライター検定
  • SEOマーケティングアドバイザー

SEOスキルをアピールしていきたい人は、上記2種類の検定に挑戦するのがおすすめです。

SEOライター検定

SEOライターの基礎を学びながら検定に挑戦できるのが、全日本SEO協会が行うSEOライター検定です。

公式テキストを使ったカリキュラムが組まれており、ダウンロード学習で試験対策ができます。ダウンロード講座と指定テキストで学ぶだけで、ある程度点数が取れるため、合格率も60%を超えています。

受講料も10,000円以下のため、SEOの基礎を学びたい方からよりプロフェッショナルなスキルを身につけたい方まで幅広くおすすめです。

実施元 全日本SEO協会
試験科目 公式テキストの全章・全ページ
試験方式 選択式
レベル 1級、2級、3級、4級
受講料 1級:8,000円
2級:6,000円
3級:5,000円
4級:5,000円
合格率 1級:63%
2級:71%
3級:68%
4級:73%
オンライン受験 なし

SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験

日本技能開発協会が実施するSEOマーケティングアドバイザー認定資格試験は、SEOの基礎知識からメディアで成功するコツまで幅広く習得するための検定です。

SEOマーケティングアドバイザーは、SEOやWEBマーケティングの知識がある人に与えられる資格です。

専用テキストで十分に対策できる内容となっています。レベルは初級ですが、教材がないと難しいので、専用テキストの購入に追加費用がかかります。

そのため、まずは全日本SEO協会のSEOライター検定に挑戦し、ほかにも何かSEO関連の資格を取りたい方におすすめです。

実施元 日本技能開発協会
試験科目 専用テキストによるSEOの基礎
試験方式 択一式、記述式
レベル 1種類のみ
受講料 テキスト教材+試験:49,500円
試験のみ:16,500円
合格率 非公開
オンライン受験

編集やディレクション向け

ライターだけでなく、将来的に編集やディレクションへのキャリアアップを考えている方には、次のような検定がおすすめです。

  • 校正士検定
  • 校正技能検定
  • ビジネス著作権検定
  • Webリテラシー検定

構成や著作権について知っておけば、ほかの人が書いた記事をチェックする際に役立ちます。

校正士検定

校正士検定は、校正実務講座を修了した方だけがもらえる資格です。校正実務講座は文部科学省認定の通信講座です。

届いたテキストで勉強し、課題を送ってチェックしてもらったり質問したりしながら講座を受けます。

講座を受けるだけでもらえるので、合否が関わるような試験でプレッシャーやストレスを抱えたくない方におすすめです。

実施元 実務教育研究所
試験科目 校正実務講座を修了
試験方式
レベル 1種類のみ
受講料 入学金:5,000円
受講料:40,400円
合格率
オンライン受験

正技能検定

日本エディタースクールが実施する校正技能検定は、初級から上級までレベル別に受けられる試験です。

日本エディタースクールの所定の校正講座を受講した人のみが対象なので、まずは講座を受けるために別途費用がかかります。

一般知識や実技試験などがあり、幅広い知識が必要なので、よりレベルの高い編集者やディレクターを目指す方におすすめ

実施元 日本エディタースクール
試験科目 【初級】
日本エディタースクールにおいて指定科目を修得【中級】
・校正作業に必要な知識
・用字用語に関する知識
・一般的知識【上級】
・実技試験
・学科試験
・一般的知識
試験方式 レベルによって異なる
レベル 初級、中級、上級
受講料 初級:無料
中級:8,800円
準中級:3,300円
上級:9,900円
※日本エディタースクールの所定の校正講座を受講した人のみ対
合格率
オンライン受験 なし

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、著作権の知識に特化した試験です。初級と上級があり、講座などを受けなくても受けられるのが特徴です。

試験はすべてオンラインで行われるので、自宅にいながら資格をゲットできます。

どんな記事が著作権に違反するのか知っておくことで、よりライターや編集者としてのレベルをアップできます。

実施元 サーティファイ著作権検定委員会
試験科目
試験方式 多肢選択式
レベル 初級:他人の著作権を侵害せず正しく著作物を利用できる
上級:専門家の助力を得ながら著作権に関する実務を展開することができる
受講料 初級:5,300円
上級:8,200円
合格率
オンライン受験

Webリテラシー検定

Webリテラシー検定は、セキュリティやデジタルコンテンツの権利など、トラブルや事故のリスクを下げるために使える知識を問うものです。

ライターに直接かかわることは少ないかもしれませんが、この検定を持っていれば、よりトラブルリスクの少ない記事を書ける人材と思ってもらえます。

将来的にディレクションや編集などより責任のある立場で働きたい方は、Webリテラシー検定を持っておくことで、安全な記事を書けるという印象を持たれて採用されやすくなります。

実施元 全日本能率連盟登録資格
試験科目 ・Webの基礎知識
・インターネットビジネス
・プロジェクトマネジメント
・Webサイトの企画・設計
・Webデザイン・制作実務
・Webマーケティング
試験方式 CBT方式
(コンピュータに表示される問題に解答)
レベル 1種類のみ
受講料 11,000円
合格率
オンライン受験

WEBライター検定に向けたおすすめの勉強法

WEBライター検定に向けた勉強のポイントは、次の3つです。

  • 各検定に合った対策をする
  • クライアントのフィードバックに影響されずに勉強する
  • 実際に文章を書きながら慣れる

実際に検定を受けた人の感想や自身の経験から、検定合格のためのポイントを紹介します。一発合格を目指すなら必見です。

各検定に合った対策をする

ライター検定勉強法1 検定ごとに対策する

ライター検定は、検定によってそれぞれ問題の傾向が違います。それぞれの検定に合う勉強をしないと、合格は難しいです。

ライティングスキルはどれも同じようなものだと感じる人もいますが、実は人によって正解が変わることも。

それぞれの検定の傾向に合わせた対策をすることで、一発合格の可能性が高まります。

Webライター検定は動画や対策講座で学ぶ

クラウドワークスが実施するWebライター検定は、動画で学ぶのがおすすめ。

Webライター検定を受ける前に動画で講座を受けることができ、その内容がテストに出ます。そのため、動画を何度も観て覚えるのが基本

また、2級や1級になると、さらに難易度が上がります。動画だけでなく、クラウドワークス主催の対策講座も受けられるので、講座も活用するのがおすすめです。

Webライター検定は、クラウドワークス主催の講座や動画がメイン教材となります。これらを中心に対策することで、効率よく勉強できます。

Webライティング検定は指定教材を使おう

日本Webライティング協会のWebライティング検定は、協会指定の教材をベースに学習するのがおすすめ。

Webライティング検定の中でも、公式教材さえやっておけば点数を取れるのが次の科目です。

  • WEBライティング基礎
  • コピーライティング・メールライティング
  • SEO
  • 法律、倫理、炎上対策

上記のような知識系の科目は、公式のテキストを読み込めば十分に点数を取れます。一方、国語やミニ論文はやや難易度が高め。

国語は普段から漢字や文章に触れる機会を作り、ミニ論文は当日の時間制限と書き方に合わせて文章を書く練習をしておくようにしましょう。

Webライティング技能検定は模擬問題で対策

日本クラウドソーシング検定協会のWebライティング技能検定では、指定教材による対策に加えて、過去問や模擬試験が合格のカギ。

試験は次のような内容です。

  • 4択問題:50問
  • 実技ライティング問題:4問

4択問題が試験のほとんどを占めているように見えますが、協会の公式サイトでは次のように書かれています。

点数配分と致しましては、4択問題50点、ライティング問題50点が4題(200点)、計250点満点となっており、実技ライティング問題の比重が非常に高くなっております。 また、当協会『総評』ページにも記載されていますが、WEBライティング技能検定 本試験での4択問題においては、高得点の方とそうでない方との差が明白になっており、合格された方はほぼ満点の方が多くを占めています。 そのためライティングの勉強をおこなうことが合格の秘訣となります。
引用元:日本クラウドソーシング協会より

公式サイトでは、実技ライティングの対策として、模擬問題を解いた後よくある間違いを載せた総評ページや実践編のテキストで答えを確認することを勧めています。

そのため、指定教材で4択問題、模擬問題で実技ライティング問題の対策をするのがおすすめです。

クライアントのフィードバックに影響されずに勉強する

ライター検定勉強法2 クライアントに影響されない

ライター検定は「正しい書き方」の確認の場です。しかし、全員のクライアントが正しい書き方ができているとは限りません。

クライアントの修正やフィードバックは個別の癖や好みが関係していることも多いです。

仕事をしながら検定の勉強をする際は、クライアントのフィードバックに影響されず、定で求められる答えを覚えるようにしましょう。

実際に文章を書きながら慣れる

ライター検定勉強法3 アウトプット

インプットだけでなくアウトプットの場も作ると、覚えやすくなっておすすめです。

特に、謙譲語や尊敬語など基本的な文法、単語などは実際に仕事で使いながら覚えるようにしましょう。

また、覚えた内容を自分で書いてアウトプットすることも大切です。教材を見て暗記するよりも脳に定着するので、今後の仕事でも使えるようになります。

WEBライター検定をどう活かせるかは自分次第

WEBライター検定の資格を活かせるかどうかは、行動次第。検定合格後は、プロフィールの見直しや実績の積み重ね、営業力の強化が不可欠です。

資格をプロフィールや応募文に載せるだけだと、なかなか案件獲得にはつながりません。

検定の勉強で身につけたスキルを実践レベルに落とし込むことが大切です。

WEBライター検定の資格をライター講座を受講して使えるスキルに

「検定に合格して安心していたけど、半年経っても仕事が増えない・・・」

これは、検定だけで満足してしまった人によくあるケースです。スキルを活かして収益につなげるには、次のアクションが必要です。

そんなときにおすすめなのが、ライター講座。ライター講座は基礎スキルを学べるだけでなく、実践で使う方法や応募文の書き方、案件の獲り方まで学べます。

講座を受けることで、検定で身につけたスキルを実践レベルまで引き上げられます。チャンスを逃さないためにも、今のうちに実践的な講座でスキルを強化し、ライバルと差をつけましょう。

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