副業でWebライターを始めたいときは目標や目的、スケジュールなどを決めてからクラウドソーシングサイトに登録するのがおすすめです。そうすることで、本業とのバランスを取りながらWebライターを始められます。
とはいえ、実際に始める際の具体的なステップや注意点がわからないと、なかなか始める勇気が出ませんよね。
そこで、本記事では副業ライターの始め方完全マニュアルや長く続けるコツなど、副業ライターを始める前に知っておきたい内容をまとめました。
副業からフリーランスになった現役ライターが徹底解説するので、副業Webライターで収入を増やしていきたい方は必見です。
副業Webライターの始め方マニュアル【5ステップ】
副業でWebライターを始める際の流れは、次のとおりです。
- 始める目的と目標を決める
- 作業時間や学習方法を決める
- 作業環境を整える
- クラウドソーシングに登録する
- 応募や勉強を始める
この方法は、私が実際に副業でWebライターを始めたときに行った方法です。実体験も含めて紹介するので、始め方を知りたい方は必見です。
STEP1. 始める目的と目標を決める
副業Webライターを始めるなら、まず目的と目標をハッキリさせるのが大事。なぜなら、本業がある分、動機や目標がないと段々モチベーションが下がるからです。
「お小遣いが欲しい」「家計を助けたい」「文章で稼げるか試したい」など、動機は何でもOKです。
しかし、なぜ始めるのかがブレると途中で挫折しやすくなるので、明確に決めておきましょう。
目標も「月収1万円」や「クライアントから継続依頼をもらう」など、なるべく具体的に設定しておくと、行動しやすくなります。
私も、副業でライターを始めたときは、「将来海外に行ってもお金を稼ぎたい」という目的ではじめ、「月3万円」を目標にしました。
そうすることで、フルリモートで完結できる案件を探しながら、月3万円稼ぐための勉強を始められました。
フリーランスや本業ライターに比べて、続ける理由が少ないからこそ、副業Webライターは目的と目標を明確にするのが大切です。
STEP2. 作業時間や学習方法を決める
副業でWebライターを始めるなら、作業時間や学習方法を事前に決めておきましょう。
なんとなくスタートすると、本業に時間を取られたり仕事後にやる気が出なかったりと、段々継続が難しくなります。
私は最初、作業時間や勉強方法を全く決めずにスタートしました。しかし、初めて2週間ほどで全くパソコンを触らない日が増え、どのように勉強をしたらいいかもわからなくなってしまいました。
おすすめは、最初に「平日夜の1時間」「土日の午前中」など固定スケジュールをつくること。
フリーランスとして自由に働くようになってわかりましたが、人間はある程度強制された方がやるべきことをしっかりこなせます。
学び方は人それぞれですが、Webライターの勉強法はYouTubeやブログ運営、オンライン講座」などたくさんあります。
どのように勉強するか決まっていない方は、以下の記事がおすすめ。私が実際に試した方法を含め、スキマ時間でできる学習法を詳しく紹介しています。
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STEP3. 作業環境を整える
次に、Webライターに必要なものや作業環境を整えます。Webライターに必要なのは、パソコンやネット環境、文章を書くツールくらいなのですぐに完了します。
特に、副業で始めるならモニターなども必要なく、パソコン1つで始められます。
また、家族がいても集中できる場所を確保しておくと、作業がグッとラクになるのでおすすめ。家で集中できない場合は、作業用のカフェやコワーキングスペースを探しておきましょう。
STEP4. クラウドソーシングに登録する
副業でWebライターの仕事を探すなら、クラウドソーシングの活用が王道。
実際、私も始めて半年程度は「クラウドワークス」というクラウドソーシングサイトを使って案件を探していました。
クラウドソーシングは自宅にいながら無料で案件を見つけられるので、副業ライターにぴったり。本業のスキマ時間に案件をゲットできます。
まずは、クラウドワークスやランサーズなどに無料登録し、プロフィールを作成しましょう。
プロフィールには、経歴や自己PRを書く必要があります。ポイントは、「未経験だけど本気で頑張りたい」という熱意を伝えること。
ライターは未経験歓迎の仕事も多いので、実績ゼロでも意外とチャンスはあります。
副業ライターの仕事をどうやって探すかわからない方やどのクラウドソーシングサイトを使えばいいかわからない方は、以下の記事がおすすめです。
副業ライター向けのおすすめサイトなどを詳しく解説しています!現役ライターの私が実際に使っているサイトもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
STEP5. 応募や勉強を始める
ライターは未経験でも応募できる案件が多いので、案件の応募とスキルアップは同時並行がおすすめ。
稼ぎながらスキルを学べることも多く、私はクライアントとのやり取りやマニュアルなどを通してすべて独学で学びました。
また、高単価案件になってくると、実績が重要です。副業ライターは時間が少ないからこそ、実績や経歴を作って案件の単価を上げていくことが大切です。
そのためにも、すぐに未経験OKの案件に応募し、実績を一つずつ増やしていきましょう。
応募する案件の選び方や実際にWebライターとして未経験から稼ぐ詳しい方法は、次の記事で紹介しています。
私が初月3万円稼げたリアルな方法を紹介しているので、副業でもがっつり稼ぎたい方はぜひチェックしてくださいね。
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副業Webライターを始める前に知っておきたい基礎知識
副業Webライターとして働き始める前に、仕事内容や種類、年収などを改めて確認しておくのがおすすめです。
副業とはいえ、新しいことを始めるなら基礎知識をしっかり理解しておくことで、副業の方向性や目的をよりハッキリさせられます。
副業Webライターってどんな仕事?
Webライターの仕事は「Webサイト上で文章を書く」こと。たとえば商品レビューやコラム記事、企業のWebサイトの記事など、内容はさまざまです。
Webライターの仕事は、クライアントの指示に従い、決められたテーマや構成で記事を仕上げるのが基本スタイル。
ブロガーのように内容や表現を選べるわけではありません。ライターはクライアントからマニュアルを渡され、指定されたキーワードやテーマに関してマニュアルに沿った文体で記事を書きます。
副業ライターの全体像をもっと具体的に知っておきたい方は、次の記事がおすすめ。
以下の記事では、ライターの中でも副業で仕事する場合の具体的な業務内容や働き方について詳しく解説しています。
副業ライターの種類は?
ライターにはさまざまな種類がありますが、副業ライターのよくある種類は次のとおりです。
- SEOライター
- コピーライター
- 取材ライター
- コンテンツライター
- セールスライター
- シナリオライター
- コラムライター
副業ライター初心者が始めやすいのは「SEOライター」。検索上位を狙う記事を書く仕事で、案件数が多いのが特徴です。
SEOに関するスキルを身につければ、初心者でも複数の案件をこなして実績を作っていけます。
慣れてきたら、インタビュー記事やPR記事などにも挑戦できます。まずは、副業でSEOライターから始めたい方は、次の記事を参考にしてください。
私自身、SEOライターとして5年以上活動しており、独自目線の意見も含めて副業SEOライターの全体像について詳しく紹介しています。
年収は?稼げる副業なの?
PR TIMESのアンケートでは、副業Webライターの収入は平均月18,846円※という結果でした。月3万円以上稼げている人は、全体の13.8%程度と低めです。
しかし、私は副業ライター時代に平均3〜5万円程度稼げていたので、スキルや質のよい案件を見つけられれば月5万円以上稼ぐこともできます。
特に、Webライターは、ネット環境とパソコンさえあれば自宅でスキマ時間で作業できます。そのため、副業の中では稼ぎやすい職業の1つです。
副業Webライターに関するリアルな収入事情や本業ライターとの違いについては、以下の記事で紹介しています。
収入についてもっと詳しく知りたい方は要チェックです!
※参考:PRTIMESより
副業でWebライターを始めるときの注意点
副業でWebライターを始める際は、次の3点に注意しましょう。
- 本業の会社で副業が禁止されていないかチェックする
- 低単価案件に時間を奪われないようにする
- モチベーション管理より習慣化を意識する
副業ライターは、始める前に本業とのバランスや就業規則を理解しておく必要があります。
上位の注意点を知っておけば、本業に影響を与えずにスムーズにWebライターを始められるので、スタートでつまづきたくない方はチェックしておきましょう。
ここからは、私が実際に副業でライターを始める際に気を付けていた点を具体的に解説します。
本業の会社で副業が禁止されていないかチェックする
会社によっては副業が禁止されているケースがあるため、就業規則をチェックしておきましょう。
就業規則を確認し、副業が許可されていればすぐにWebライターとして働き始められます。
また、副業禁止であってもいくつか対策を講じれば、バレずに副業Webライターとして活動することが可能です。
本業の会社で副業が禁止されていてもWebライターをやりたい方は、以下の記事がおすすめです。バレずに副業でWebライターとして働く方法や注意点について詳しく解説しています。
低単価案件に時間を奪われないようにする
初心者がよく引っかかるのが「激安案件」。文字単価0.2円の案件をがんばっても、1時間で数百円しか稼げないことも。
特に、副業だと、スキルや経歴を低く見積もり過ぎてしまう傾向があります。しかし、副業Webライターは作業時間が限られているため、逆に高単価案件で効率よく稼ぐ必要があります。
実績作りのために割り切るならOKですが、長く続けるなら避けましょう。
ある程度実績やスキルがついてきたら、応募する案件の単価を少しずつ上げていきましょう。作業時間が短くなるよう、1記事を仕上げる時間を計りながらスピードを上げていくのもおすすめです。
ライティングに慣れるためのおすすめの練習法は、以下の記事で詳しく紹介しています。実は、Webライターもスキルを自分のものにするために練習が必要です。
副業だからこそ、効率よく稼ぐために以下の記事をチェックしてみてくださいね。
ライターは練習が不要だと思っていませんか?実は、ライターはただ学ぶだけではなかなかスキルを自分のものにするのは難しいんです。 実力のあるライターになりたいなら、学んだ内容をしっかり使えるように練習してアウトプットすることが大切です。 […]
モチベーション管理より習慣化を意識する
副業は、モチベーションに頼ると続きません。なぜなら、本業があるからです。
本業が一番大切だと感じた状態だと、段々副業に対するモチベーションが下がってきてしまいます。
副業Webライターを継続するために大事なのは「ルーティン化」。決まった時間にパソコンを開くだけでOKな環境を作りましょう。
そうすることで、気分が乗らないときも作業に入れるのでおすすめ。
私は、Googleカレンダーにタスクを記入し、スケジュールとしてこなすようにしていました。ルーティンさえできてしまえば、副業でもライターを続けやすいですよ。
初心者必見!副業Webライターを長く続けるためのコツ
副業でWebライターを長く続けるためのポイントは、次の3つです。
- 疲れないジャンルを選ぶ
- 常に最新トレンドやライター業の現状を把握しておく
- クライアントを増やしすぎない
副業であっても、できるだけWebライターとして長く活動したいですよね。
Webライターは働き方を常に模索することで、時代に置いていかれないライターになれます。5年以上のライター経験をもとに、副業でも長くライターとして働くポイントを詳しく紹介します。
疲れないジャンルを選ぶ
副業は「楽しく続けられるか」がとても大切。そのためには、自分が好きで得意なジャンルを選ぶのがおすすめです。
例えば、美容が好きな人はコスメレビュー、ゲーム好きならアプリ紹介など疲れにくいジャンルを選ぶとグッと楽になります。
興味のないジャンルばかりだと、1記事仕上げるだけでも非常に時間がかかるのでおすすめできません。
ただし、高単価であれば興味のないジャンルを選んでも、お金がモチベーションになるので問題ありません。
基本的には本業で疲れることが多いので、副業でWebライターを続けるなら気持ち的に負担が少ない案件を選びましょう。
常に最新トレンドやライター業の現状を把握しておく
WebライターはIT業界のため、意外と変化が早いです。特に、最近はAIライティングの登場により、書き方や求められるスキルも変わってきています。
ライターの仕事はAIによってなくなると言われるほど、仕事の種類や質が変わっているのが現状です。
しかし、定期的に情報をキャッチしておくことで、時代に取り残されず、仕事の幅も広がっていきます。
また、SEO対策に関するスキルも日々進化しています。常に最新情報をチェックすることで、最先端のライターとして活躍できるのでおすすめです。
以下の記事では、ライターとAIの関係性や将来性について詳しく紹介しています。
5年以上ライターをやっているからこそわかる、AIとの関わり方や生き残り戦略を解説しているので、ぜひご覧くださいね。
2023年以降、急速にAIが普及し、ライターの仕事はAIに取られるという声が増えています。 しかし、現役フリーランスライターの私から見ると、正直まだまだAIに仕事を取られる未来は見えません。 そこで本記事では、実際にAIライティ[…]
クライアントを増やしすぎない
「もっと稼ぎたい!」と案件を増やしすぎると、納期に追われて消耗します。
副業なら、2〜3社くらいの信頼できるクライアントと継続的にやり取りできるのがベスト。量よりも安定感を意識しましょう。
副業ライターは、稼ぐことを意識しすぎてクライアントを増やすと、キャパオーバーになることが多いです。本業に悪影響を及ぼすこともあり、注意が必要です。
クライアントが少なくても、単価が高ければ副業として十分に稼げます。長く安定して続けていくなら、高単価なクライアントとの長期契約を狙いましょう。
副業でWebライターを始めるときに気になるQ&A
ここからは、副業でWebライターを始めるときによくある疑問を紹介します。
不安や疑問を解消しておくことで、前向きな気持ちでWebライターを始められるので、チェックしておいてください。
本名で登録しなくていい?
クラウドソーシングでは、ニックネームで活動している人が大多数。私もクラウドソーシングサイト上では、本名を伏せて仕事をしています。
ただし、契約書や報酬受け取り時に本名が必要なこともあるので、副業していることがバレたくない方は注意が必要です。
スマホだけでも始められる?
スマホだけでも、小さなタスクやチャット系案件なら対応できます。本格的なライティングではなく、アンケート調査やチャット対応だけであれば問題ありません。
しかし、本格的な執筆や修正にはパソコンが必須。中古のパソコンでも構わないので、用意しておくのがおすすめです。
ブログ運営はWebライターとの相性抜群で、同時に始めることが可能です。なぜなら、ブログを自分の「ポートフォリオ代わり」にでき、将来的にはブログで収益化も可能だからです。
また、ブログ運営を通してSEOスキルやWordPress操作スキルなども身につけられます。ブログ運営なら自分のペースで進められるので、本業があっても続けやすいです。
以下の記事では、ライターがブログを始めるメリットや具体的な始め方を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ライターをやるならブログで実績をつくろう!とよく言われますが、何だか面倒そうだし、本当に作った方がいいのかわからない・・・という人も多いはず。 ブログはライターの実績づくりやスキルアップに非常におすすめですが、仕事やインプットも同時進[…]
副業Webライターの始め方を知って一歩踏み出そう
「本当にできるかな・・・」と迷っている時間は、もったいないです。Webライターはリスクも少なく、挑戦しやすい副業。思い切って一歩踏み出した人だけが、次のチャンスをつかんでいます。
私も最初は不安でしたが、やり方を調べてまずは副業ライターを始めてみました。その結果、月収50万円以上を稼ぐフリーランスライターになれました。
副業ライターは簡単に始められるので、まずは目的や目標を決めて一歩を踏み出してみましょう。