フリーランスライターとは?実体験をもとに仕事内容やメリットを紹介

フリーランスライターってどんな仕事?
どうやったらフリーランスのライターになれるの?
自分はフリーランスライターに向いている?

フリーランスライターは自由に働けて気になると思いますが、収入や仕事内容はパッと思いつかない方も多いのではないでしょうか?

私は23歳からフリーランスライターとして仕事を始め、現在7年目になります。海外在住で月50万円ほど稼ぐこともあり、フリーランスライターとしての実績は十分です!

本記事では、そんな私がフリーランスライターについて徹底解説します。仕事内容や収入だけでなく、リアルな1日の流れや実体験からわかった稼ぐコツまで紹介します。

未経験でフリーランスライターになりたい方から副業で収入を増やしたい方まで、本記事を読むことで新しい一歩を踏み出せますよ!

目次

フリーランスライターとは?仕事内容や種類は?

フリーランスライター アイキャッチ

フリーランスライターの主な仕事内容は、記事を書くことです。

媒体や記事の書き方は仕事によって異なりますが、WEBサイトや雑誌の記事を執筆するのが主流です。

ここからは、フリーランスライターの主な仕事内容や収入、正社員のライターとの違いを詳しく解説します。

主な仕事内容

フリーランスライターの種類と主な仕事内容は、次のとおりです。

種類 WEBライター
(WEBサイトの記事を書く)
雑誌/ブックライター
(雑誌や書籍の原稿を書く)
SEOライター 検索エンジンの最適化を目的とした記事を書く
取材ライター 取材した内容を記事にする
コピーライター 広告のキャッチコピーを作る
ルポライター 事件や社会問題などを専門的に取材して記事を書く
トラベルライター 旅行の内容を記事にする
フードライター 飲食店や食べ物に関する記事を書く

ライターは大きくわけて2つです。パソコンやスマホで見れるWEBサイトの記事を書くのがWEBライター、もう1つは書籍や雑誌向けの記事を書くライターです。

私はWEBライターとしてフリーランスで働いています。フリーランスでも雑誌や書籍のライターになることは可能ですが、パソコン1つで始められるWEBライターの方が手軽です。

また、フリーランスの求人数も多いので、未経験からライターを始めるならWEBライターがおすすめ

フリーランスライターは、記事を執筆するだけでなく、次のような作業が必要になることも。

  • 取材
  • 対象ジャンルや商品のリサーチ
  • 画像作成や編集
  • SEO対策(KW選びやリンクの設置など)

特に、良い記事を仕上げるためにリサーチは欠かせません。そのため、情報を深く知りたいという探求心や好奇心がある方に向いていますね。

ただし、フリーランスだと上記のような作業や記事の書き方について詳しく学べる機会が少ないので、積極的に自分から勉強する必要があります。

収入

フリーランスライターの収入は、フリーランス白書のアンケートで年収400万円以下が50%を占めています。

フリーランスライター 収入

出典:フリーランス白書より

フリーランスライターを含むクリエイティブ・Web・フォト系で52.2%、出版・メディア系で59.5%が年収400万円以下となっており、月収33万円程度です。

また、PRTIMESのアンケートでも、本業ライターの平均月収は約27,933円と非常に低い結果となっています。

フリーランスライター 収入 PRtimesアンケート

出典:PRTIMESより

アンケートの回答者は子育て中の主婦が多く、フリーランスライターといってもさまざまなタイプがありますね。

お小遣い稼ぎや生活費の足しとしてフリーランスライターをやっている方も多くいるので、収入には大きな個人差があります。

ちなみに、私のフリーランスライターとしての収入は、現在年収420〜600万円程度です。

私のフリーランスのライターを始めてからの収入の推移は、次のとおりです。

ライターを始めてからの期間 月収 年収
~3ヶ月 ~5,000円 5,000円
3~6ヶ月 10,000~50,000円 12~60万円
6ヶ月~1年半 50,000~15万円 60~180万円
1年半~3年 15~20万円 180~240万円
3~4年 20~25万円 240~300万円
4~5年 25~35万円 300~420万円
5年~現在 35~50万円以上 420~600万円

現在、海外に住んでいるため、ここから税金が引かれます。

フリーランスと正社員のライターの違い

フリーランスライターと正社員ライターの主な違いは次のようになっています。

フリーランスライター 正社員ライター
年収 約200~400万円 約450万円
ボーナス なし
研修 なし
勤務時間 決まりなし 週5日1日8時間など
こんな人におすすめ 自由に働きながら実力で収入を増やしたい方 自主的に動くより安定した働き方をしたい方

フリーランスライターは、正社員のようにボーナスやライティング技術を学べる研修がありません。

その分、勤務時間や日数が決まっておらず、とにかく自由度が高いのが特徴です。

平均年収は正社員ライターよりやや低めですが、スキルがあればどんどん収入を増やせます。

そのため、インセンティブのように実力でどんどん収入を増やすような働き方をしたいなら、正社員よりフリーランスライターの方が向いていますね。

正社員ライターの場合、仕事内容はフリーランスと大きく変わりませんが、勤務時間が決まっていることがほとんどです。

その分、自分でライティングスキルを磨いたり積極的に案件を取ったりしなくても、社内の研修やボーナスがあり、自主的に動かなくても安定して稼げるのが魅力です。

私は現在フリーランスライターですが、派遣社員としてライターをしていた経験もあります。

正直、収入は同じ仕事をしていてもフリーランスライターのときの方が多かったですね。安定感はありましたが、私は実力分しっかりお給料をもらいたいタイプなので、派遣社員はあまり合わなかったです。

フリーランスライターになるメリット

正社員ライターとの違いや私の実体験からわかる、フリーランスライターになるメリットは、次の3つです。

  • 好きな時間と場所で自由に働ける
  • 案件を見つけやすい
  • 正社員より稼げるチャンスがある

まずは、フリーランスのライターになる利点を詳しく解説します。ライターやフリーランスに初めて挑戦する方は必見です。

好きな時間と場所で自由に働ける

フリーランスライターの魅力は、何といっても時間や場所に縛られずに働けることです!

特に、ライターはパソコン1つでできる仕事なので、電車の中やカフェ、旅行先のホテルなどどこでもできちゃいます。

また、ライターは基本的にまでに記事を執筆するだけなので、誰かと時間を合わせて働く必要もありません

早起きして集中できる時間にやったり遊んで帰ってきたあと夜に書いたりと、本当に好きなタイミングで仕事ができます。

私もフリーランスライターとして働いて、この自由度の高さをメリットとしてひしひしと感じますね。

案件を見つけやすい

フリーランスでも案件を取りやすいのが、ライターのメリットでもあります。

ライターは専門的な知識がなくてもできることが多く、未経験OKの案件が豊富です。デザイナーやエンジニアのフリーランスに比べても、案件が多い印象です。

実際私も、スキルなしでフリーランスライターを始めたばかりの頃でも案件を獲得できました。

もちろん単価はかなり低かったですが、それでもフリーランスとしてすぐに仕事を始められましたよ!

正社員より稼げるチャンスがある

フリーランスライターは、正社員ライターより稼げるチャンスがあります。

正社員ライターはIT分野のため、昇給やインセンティブ制度を積極的に行っている企業も多くあります。

しかし、それでも社員だとなかなか給料が上がらないことも。実際、私は派遣社員で働いていましたが、周りの正社員も私も昇給はありませんでした。

しかし、フリーランスなら、自分で高単価の案件を狙ったりクライアントを増やしたりすれば、すぐに給料を増やすことができるんです。

特に、ライターはSEOなどある程度のスキルがあれば、高単価案件を狙える分野です。フリーランスライターこそ正社員より稼げるチャンスがある職業ですね。

フリーランスライターになるデメリット

フリーランスライター デメリット

フリーランスライターには、次のようなデメリットもあります。

  • 割に合わない仕事になる可能性がある
  • 突然収入が減るリスクがある
  • 修正対応やミーティングで時間が取られることがある

これまで、フリーランスライターの良い面をたくさん書いてきましたが、もちろんデメリットもいくつかあります。

私が5年ライターをした経験から、特にデメリットだと感じた3点を詳しく解説します。

割に合わない仕事になる可能性がある

フリーランスライターをやっていてすごく感じるのが、単価に非常に大きな差があることです。

ある案件は、細かいルールなしで1記事10,000円もらえるのに対し、非常に細かいレギュレーションありで1記事2,500円という案件も。

ある程度、ライティング業務の単価を知っていないと、割に合わない仕事を受ける可能性があります。

まずは、文字単価や1記事あたりの単価の相場を知り、作業量や内容が単価に合っているかチェックしましょう。

文字単価は1文字あたり0.8〜1.3円、1記事あたり5,000〜10,000円程度が相場だと感じます。

また、これに画像挿入やWordpressへの入稿、文字装飾などの作業が入るかどうかも大切なポイントです。

使用する漢字や文体など記事を書く際の細かいルールが多すぎると、単価に見合わない可能性があるので、ここも要チェックです!

突然収入が減るリスクがある

ライターに限らず、フリーランスは突然仕事がなくなるリスクがあります。

特に、近年はAIの導入なども増えてきており、簡単なライター業務はAIに置き換えられることも少なくありません。

実際、私もついこの前AIの導入に伴ってクライアント1社との契約がなくなりました・・・。また、急にクライアントが仕事を依頼できなくなることもあり、その月の給料が激減することもあります。

ライターは簡単に始められる分、代わりがたくさんいるのがデメリットです。クライアントは常に複数持っておくのがおすすめです。

修正対応やミーティングで時間が取られることがある

ライターは、記事を書いたら終わりではありません。クライアントからのフィードバックで修正が必要なことも多いです。

また、社内のレギュレーション変更や今後の流れの確認などでミーティングが定期的に開かれるクライアントも多くあります。

フリーランスライターだからといって、いつでも好きなタイミングで仕事ができるわけではありません。

記事の提出期限が迫っていたり定期的なミーティングのために時間を作ったりと、やや制約があるのもデメリットといえますね。

フリーランスライターとして働くときのいつもの流れ

私が依頼をもらった際の流れは、次のとおりです。

  1. 契約条件についてクライアントと相談する
  2. 契約書を交わす
  3. 記事を納品する
  4. 修正があれば対応する
  5. 納品後に請求書を提出する

ここからは、私が実際にフリーランスライターとして働くときの具体的な流れを詳しく解説します。

フリーランスライターの働き方がイメージできない方は、ぜひチェックしてくださいね。

STEP1. 契約条件についてクライアントと相談する

まずは、仕事の依頼をもらったクライアントと契約条件を具体的に相談します。

単価や記事の内容はもちろん、レギュレーションの有無や作業範囲、納期など細かく聞いていきます。

フリーランスライターのデメリットでもあったとおり、単価に見合った仕事かどうか判断する必要があるので、いつも次の項目について確認しています。

  • 単価(1記事あたり/1文字あたり)
  • 納期
  • レギュレーション内容
  • 画像選定や編集の有無
  • WordPress入稿の有無
  • 文字装飾の有無
  • 使用ツール
  • 依頼期間(継続依頼/単発)

具体的な仕事内容のほか、使用ツールやレギュレーションの有無も確認しましょう。

使ったことのないSEOツールや細かいレギュレーションが必要な場合は、新たに覚えなければいけません。

また、依頼期間も単発か継続依頼か確認するのがおすすめです。単発であれば、依頼された記事を入稿したら終わりです。

しかし、継続依頼であれば長期のクライアントをゲットできるため、やや複雑なレギュレーションがあっても覚えて損はありません。

また、自分の希望だけでなく、クライアントの希望も詳しくヒアリングします。

どんな記事を希望しているのか、どんなサイトにしていきたいのか、などを詳しく確認しておくことで、記事の修正なども減らすことができますよ。

STEP2. 契約書を交わす

お互い納得できる契約条件であれば、契約書を交わします。

フリーランスだと、ここが曖昧になることがありますが、必ず契約書をもらうことが大切です。

契約書がないと、報酬未払いなどのトラブルが発生しても泣き寝入りになることがあります。

必ず、契約書を交わし、内容に問題ないかチェックしてくださいね。

STEP3. 記事を納品する

無事に契約できたら、あとは記事を書いて納品するだけです。

提出後の修正を減らすためにも、わからないことがあれば記事作成の途中でクライアントに質問するのがおすすめです。

特に、一発目に提出する記事で評価が決まるので、1記事目は速さよりも質を重視しましょう。ただし、提出期限をすぎるのは良くありません。

とはいえ、提出期限より何日も前に提出する必要はありません。できる限りていねいで質の高い記事を提出期限内に出しましょう。

STEP4. 修正があれば対応する

記事納品後は、クライアントからのフィードバックがあります。

提出期限後は、クライアントもなるべく早く記事を公開したいはずです。そのため、修正が必要な場合はなるべく早く対応しましょう。

また、次回からの記事作成にも共通する修正内容があればメモしておくのがおすすめ。

そうすることで、次回から同じ修正に対応する必要がなくなるので、1発目からクライアントの希望に沿った質の高い記事を書くことができます。

STEP5. 納品後に請求書を提出する

修正が完了したら、記事の納品が完了したことになります。

フリーランスライターの場合は、納品後にこちらで作成した請求書を提出することが多いですね。

請求書はWEBで調べればすぐにフォーマットが出てくるので、ダウンロードします。

振込先や記事の内容など必要事項を記入してPDFなどで提出します。

STEP6. 給料が振り込まれる

あとは、給料が振り込まれるまで待つだけです。振込日はクライアントごとに異なるので、契約時に必ず確認しておきます。

残念ながら、指定された日付に給料が振り込まれないこともたまにあります・・・。

給料が振り込まれるまでは油断せず、こまめに口座をチェックしておきましょう。

フリーランスライターになる方法!実体験から手順を解説

フリーランスライターになるなら、次の手順でスキルを身につけるのがおすすめです。

  1. ブログを始める
  2. クラウドソーシングサイトやWEB制作会社で仕事を始める
  3. 実績をつくりながら収入を増やす
  4. 独立してフリーランスライターになる

これは、私が実際にフリーランスライターになるまでに行った方法です。

ここからは、実体験をもとに、フリーランスライターになる方法を詳しく解説します。

さらに、詳しくフリーランスライターのなり方をチェックしたい方は、次の記事を参考にしてくださいね。

STEP1. ブログを始める

フリーランスライター なり方 STEP1

私は、まずWEBライティングがWEB業界でどんな役割を果たしているのか把握するために、ブログを始めました。

ブログを立ち上げることで、WEBサイトを作るためにどんな仕事があるのか、その中でなぜライターが必要なのかがわかります。

もちろん、ブログを立ち上げるのは簡単ではありません。特に、私はWEB業界について全く知識がなかったので、一から調べて作りました。

しかし、一から調べることも勉強に繋がるので、最初の一歩としてはとても良かったですね。

初心者の場合は記事を書いた経験がないので、当然実績がありません。

しかし、クライアントを探したり募集したりする際に、ポートフォリオの提出が必要な場合があります。

その際にブログの記事を提出できれば、それだけで実績になるんです。初心者こそまずはブログを作るのがおすすめです。

STEP2. クラウドソーシングサイトやWEB制作会社で仕事を始める

フリーランスライター なり方 STEP2

ブログを作ってある程度ライティングについて学んだら、次は実際にクラウドソーシングサイトで仕事を探します。

ブログだけではスキルが身につかないと思った方も多いのではないでしょうか。そのとおりで、ブログを作るだけでは十分なスキルは身に付きません。

しかし、実はクラウドソーシングサイトで仕事をもらいながらスキルを身につけられるんです。

クラウドソーシングサイトとは?
クラウドソーシングサイトとは、案件を提示するクライアントと案件を受ける受注者が集まるサイトです。
オンライン上でサイトを通して契約するため、手数料が抜かれますが、その分安全に仕事をできるのがメリットです。

参考:クラウドワークスより

クラウドソーシングサイトには非常に多くの案件があり、10,000件以上掲載されていることも。

単価の低い仕事も多いですが、初心者歓迎のクライアントも多いのでスキルを学びながらお金がもらえます。

私のおすすめとしては、クラウドソーシングサイトである程度スキルと実績を身につけたあと、WEB制作会社の業務委託や派遣社員にチャレンジしてみることです。

スキルが必要にはなりますが、WEB制作会社での実務経験があると、その後のフリーランスの大きな実績になります。

STEP3. 実績をつくりながら収入を増やす

フリーランスライター なり方 STEP3

クラウドソーシングサイトやWEB制作会社での仕事で、実績を作りながら単価の高い案件に変えていきます。

実績やスキルができれば、経歴やポートフォリオがより質の高いものとなるので、その分高単価な仕事をもらえるようになります。

このように案件を選び取っていくことで、正社員よりも高収入が目指せるようになりますよ。

STEP4. 独立してフリーランスライターになる

フリーランスライター なり方 STEP4

ある程度安定して収入が得られるようになったら、法人化したりフリーランスになったりして独立します。

私はフリーランスになったあともWEB制作会社に1年ほど勤務して実績を積み、ライターを始めて3年ほどで完全にフリーランスのライターとして独立しました。

しかし、いつでも就職できる状態ではあるので、条件が良かったりよりスキルを学べたりできそうな会社があれば、入ってみたいと思っています。

このように、いつでも就職の選択肢があり、自由度が高いのもフリーランスライターのメリットですね。

未経験者や初心者でもフリーランスライターになれる?

私のこれまでの経験上、未経験者や初心者でもフリーランスライターになることは十分に可能です。

ただし、いくつか注意点もあります。

未経験からフリーランスライターになった経験がある私が、気を付けるポイントなどを詳しく解説します。

未経験者や初心者でもフリーランスライターになれる理由

未経験者や初心者でもフリーランスライターになれる理由は、主に次の3つです。

  • 専門的なスキルが少ない
  • 独学でもある程度は学べる
  • 初心者や未経験でもできる案件が多い

ライターはプログラミングなどの他のIT分野に比べて、専門的なスキルを必要としません。

もちろん、スキルはプロから教えてもらうのが一番ではありますが、私は独学で仕事をもらえるレベルまで勉強できました。

また、初心者や未経験でもできる案件が非常に多いので、お金を稼ぎながらスキルを学べるのもフリーランスライターの魅力。

未経験者や初心者が気を付けるポイント

未経験者や初心者がフリーランスライターになるなら、次のポイントに気を付けましょう。

  • 最初はとにかくクライアントの意見に忠実に書く
  • 成果が出なくても最低でも半年は続ける
  • 素早いレスポンスで信用を獲得する

まだ、ライターを始めて間もない頃はあまり書き方にこだわらず、とにかくクライアントの希望に忠実に書くことが大切です。

エッセイやブログとは異なり、ライター業は思った以上に決まりが多いんです。自由に書きすぎると、クライアントからの評価が下がるので、最初は特に自分の意見や表現を抑えましょう。

また、フリーランスライターは稼げるようになるまで半年〜1年程度はかかります。私も半年続けて月5万円程度しか稼げませんでした。

それ以前はもっと収入が少なかったため、稼げなくても半年は続けるのがおすすめです。

さらに、スキルがまだ少ない初心者の頃は、レスポンスの早さで信用を獲得しましょう。上手くコミュニケーションができる人であれば、スキルがなくても仕事がしやすいので重宝されます。

ライターは、修正や希望の擦り合わせなどで頻繁にコミュニケーションが必要になります。未経験者や初心者こそ、クライアントからのメッセージには素早く返信してくださいね。

フリーランスライターに必要な基本スキル

フリーランスライター 必要なスキル

フリーランスライターに必要な基本スキルは、次の3つです。

  • WEBライティングスキル
  • SEOスキル
  • 各種ツールの基本操作スキル

私はどのスキルも独学で学びました。それぞれのスキルの内容を詳しく紹介します。

WEBライティングスキル

WEBライティングスキルは、わかりやすく正確に情報を伝える文章を書くスキルです。

具体的に、基礎的なものとして次のようなものがあります。

  • 結論を最初に書く
  • 具体例を入れる
  • メリットやデメリットを入れて説得力を増す
  • 簡潔にまとめる
  • わかりやすく書く

わかっているようで、実際に書いてみると意外に難しいものです。

これは、クライアントからのレギュレーションやWEBサイト、本などで学ぶことができます。

お手本となる文章を何度も見ながら学ぶほか、常に読者が理解できるかを考えながら書くことで、WEBライティングスキルが身についていきます。

SEOライティングスキル

SEOライティングスキルとは、狙ったキーワードの検索順位1位を取れるような記事を書くスキルです。

SEOとはSearch Engine Optimaizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言います。

具体的なSEOスキルは数多くありますが、ライターに求められるSEOライティングスキルは、ずばり「読者ファーストの記事を書くこと」です。

Googleを始めとする検索エンジンは、ユーザーファーストの記事を好みます。

読みやすさや分かりやすさのほか、特定のキーワードを検索した際の疑問が一発で解消されるような記事であれば、検索エンジンが高評価をつけて検索順位が上がっていく仕組みです。

ライターのスキルの中でも、唯一専門的なスキルといえますね。私は、このスキルを身につけるのに最も時間がかかりました。

各種ツールの基本操作スキル

ライティングの際には、次のようなツールを利用することが多いです。

  • Googleドキュメント(Word)
  • Googleスプレッドシート(Excel)
  • WordPress
  • その他各種SEOツール

ライティングを行う際は、WordやGoogleドキュメント、サイトを作るツールWordpressなどに記事を書いていきます。

そのため、各種ツールの使い方は簡単に覚えておくのがおすすめです。

また、クライアントによってはミエルカやSurferSEOといったSEOツールを使う場合もあります。

ほとんどのツールが有料なので、わざわざ契約して学ぶ必要はありません。しかし、クライアントとの仕事で使う機会があれば、覚えておきましょう。

フリーランスライターのスキルの身につけ方

フリーランスライターがスキルを身につける場合は、次の方法がおすすめです。

  • WEBサイトや本で勉強する
  • オンラインスクールに通う
  • WEB制作会社などで働く
  • クラウドソーシングサイトで仕事をもらう
  • ブログを作る

ライターのスキルを学ぶ方法はたくさんあり、フリーランスでも独学やオンラインスクールで十分なスキルを身につけられます。

ここからは実体験をもとに、フリーランスライター歴5年の私がおすすめする勉強方法を紹介します。

WEBサイトや本で勉強する

まずは、WEBサイトや本を使って勉強するのがおすすめです。なぜなら、費用を抑えて自分の好きなペースで学べるからです。

私は、WEBサイトでとにかく調べて勉強しました。費用は0円で自宅でできたのが良かったですね。

私は買いませんでしたが、最近ではWEBライティングの本も多く出版されています。活字を読みながら勉強したい方や本を読むのが好きな方は、本を使ってライティングスキルを勉強するのもおすすめです。

オンラインスクールに通う

ライターのスキルはオンラインスクールで学べます。

もちろん、お金はかかりますが、プロから教えてもらえるので短期間で効率よく学びたい方におすすめです。

少し費用をかけても実用的なスキルを効率的に学ぶならオンラインスクールを検討してみてください。

実際に利用しやすいスクールが非常に多く、以下の記事でまとめてあるので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

WEB制作会社などで働く

より実践的に学ぶなら、WEB制作会社などで働いてみるのがおすすめ。

組織の動きもわかるので、フリーランスとしてクライアントの気持ちがよりわかるようになります。

派遣社員やアルバイトでも研修を受けられることがあり、お金をもらいながら本格的に勉強できるのがメリットです。

ただし、未経験だと雇ってくれないことも多いので、ある程度スキルが身についてからチャレンジしてみてください。

クラウドソーシングサイトで仕事をもらう

クラウドソーシングサイトを使ってスキルを学ぶのもおすすめです。

特にライターなら、いきなりクラウドソーシングサイトを使って仕事をゲットすることもできます。

スキルを学ぶことをメリットとして募集している案件も非常に多いです。

現場に入って学びたいが、実際に会社に行って働く自信はない・・・といった方におすすめの勉強法です。

ブログを作る

人とあまり関わらずに勉強するなら、ブログを作りましょう。

ブログ作りは、1人でもWEBサイトや本の知識を参考に勉強できます。WEB業界の動きや全体像も見えてくるので、完全初心者の最初の一歩としておすすめの勉強方法です。

フリーランスライターは稼げる?単価や稼ぐコツは?

フリーランスライター 稼げる?

フリーランスライターは、スキルや案件獲得力、自分を売る能力が高ければ十分に稼げます

私自身、月30〜50万円程度稼いでおり、フリーランスとしては十分に稼いでる方だと感じています。

フリーランスライターの主な単価と私が引き受けている単価を紹介します。

相場 筆者の場合
文字単価(1文字あたり) 0.8~1.3円 1.5~3円
記事単価(1記事あたり) 5,000〜10,000円 25,000~35,000円

私の場合、新規記事の執筆のみだと月10〜15本程度行います。これに、記事のリライトや構成案の作成などが入るので、月30〜50万円程度です。

フリーランスライターの収入について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

また、表を見てわかるとおり、フリーランスライターは単価が高ければ高いほど効率よく稼げます。

稼ぐためには、とにかくスキルを身につけ、効率よく稼げる高単価案件を獲得していくことが大切です。

募集はある?フリーランスライターで仕事を獲得する方法

フリーランスライターは、次のような方法で仕事を獲得することができます。

  • クラウドソーシングサイトを使う
  • ブログやSNSで宣伝する
  • 企業に直接応募する
  • フリーランスエージェントを使う

ライターの案件は常に募集が多くあるので、仕事を獲得するチャンスがあります。

ここからは、実体験をもとにライターの仕事をゲットする方法を詳しく解説します。

クラウドソーシングサイトを使う

  • 低単価でもスキルを勉強したい方
  • スキルが全くない方
  • 気軽にライターの仕事をしてみたい方

クラウドソーシングサイトには、未経験や初心者向けの案件があり、案件数も5,000〜10,000件以上など非常に多いのが特徴です。

その分、単価は低いですが、スキルを身につけたい方にはおすすめ。

また、面接や履歴書の提出が不要の案件も多く、家にいながら気軽にライターの仕事をしてみたい方に適しています。

ブログやSNSで宣伝する

  • フリーランスライターとして有名になりたい方
  • インフルエンサー的な活動が好きな方
  • 独自性のある記事を書ける方

フリーランスライターがX(Twitter)やピンタレストで宣伝しているケースも多くあります。

一個人として有名になりたい方やインフルエンサー的な活動に興味がある方は、有名なフリーランスライターを目指すのもおすすめです。

宣伝を見て企業が声をかけてくれる場合もあります。その際は誰にでも書ける記事ではなく、独自性の高い記事が求められるため、かなり高単価な仕事を獲得できる可能性が高いです。

企業に直接応募する

  • 自分を売る営業力がある方
  • 大きい企業との仕事が欲しい方
  • ある程度スキルがある方

企業の求人を探して、直接応募するのもおすすめです。フリーランスライターになりたいなら、業務委託の求人を探しましょう。

各企業では直接雇用せずに、即戦力としてフリーランスのライターを募集していることがあります。

各企業の応募ページやIndeedなどの求人サイトを使えば見つけられますよ。

フリーランスエージェントを使う

  • 自分で仕事を探すのが面倒な方
  • プロに仕事探しをフォローしてもらいたい方
  • キャリアや今後の仕事について相談したい方

私もよく利用していたのが、フリーランスエージェントです。さまざまな仕事を紹介してくれるエージェントは、フリーランス向けのものもあるんです。

フリーランスエージェントなら、自分のスキルに合った仕事をエージェントが勝手に探してくれます。しかも、無料で使えるので本当に使えます。

これまでに多くのフリーランス向けエージェントを使用しましたが、どれも無料なのに高品質で驚きました。

私が使ってよかったエージェントやメリットなどをまとめた記事があるので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

フリーランスライターとして働く際の注意点

フリーランスライターとして働く際の主な注意点は、次の5つです。

  • 最初は副業で始めるのがおすすめ
  • 納期に注意する
  • 確定申告の必要があるか調べておく

私はすでに5年以上フリーランスのライターとして活動していますが、いくつか失敗もしてきました。

ここからは、そんな私の失敗からわかった注意点を詳しく紹介します。

最初は副業で始めるのがおすすめ

フリーランスのライターは稼げるようになるまで時間がかかるので、最初は副業で始めるのがおすすめです。

私も、最初は実家に暮らしてスーパーでの品出しバイトをしながら、ライター業を始めました。

ライターの勉強や仕事に時間を取ることも大切ですが、生活できることが何より大切ですよね。

上手く稼げずに生活に余裕がなくなると焦るので、スキルが足りないのに高単価の案件に応募するなどの失敗も考えられます。

まずは副業から始め、ある程度安定して稼げるようになってからフリーランスライターを本業にするのがおすすめです。

納期に注意する

フリーランスライターとして働くなら、納期を必ず守るようにしましょう。

正社員のように週に5日出勤するわけではないので、スケジュール管理を怠ると納期を過ぎてしまうことがあります。

今はないですが、私も最初はありました・・・。気が付いたら納期が明日に迫ってる!なんてことも。

また、記事によっては想定より作成に時間がかかる場合もあるので、慣れるまでは早めに記事作成に取り掛かるのがおすすめです。

期日までに納品できないと、クライアントからの信用は一気に下がるので注意してくださいね。

確定申告の必要があるか調べておく

フリーランスライターは確定申告が必要な場合があります。

副業であっても確定申告が必要になることがあるため、事前に確定申告が必要な条件を調べておきましょう。

確定申告は、言葉だけ聞くととても面倒くさそうですよね。確かに大変ではありますが、慣れれば作業になります。

私ももう5年ほど、毎年確定申告をしています。申告を忘れると、追加納税になることもあるので必ず調べておいてくださいね。

フリーランスライターがおすすめなのはこんな人

フリーランスライターは、次のような方におすすめです。

  • 毎日短時間稼働するような働き方をしたい
  • 自己管理が得意
  • 連絡をスムーズに取ることができる
  • 気になることを追求するのが好き

フリーランスライターが向いている方の特徴をまとめたので、当てはまるかチェックしてみてください。

毎日短時間稼働するような働き方をしたい

フリーランスライターは、毎日数時間働くような働き方ができるのがメリットです。

好きな時間に働けるので、ライフワークバランスを重視したい方や縛られるのが嫌いな方におすすめです。

1日長時間働いてまとめて休みを取るより、毎日少しずつ働けるので、予定を自由に入れやすいのもうれしいポイントですね。

自己管理が得意

フリーランスライターは、スケジュール管理が非常に大切です。また、好きなときに仕事ができるからこそ、自己管理能力も必要になります。

そのため、自分で予定を立てたり自主的に仕事に取り組んだりするのが得意な方におすすめです。

私も昔はなかなかやる気が出ず、納期ギリギリに記事を仕上げるなんてこともありました・・・。

しかし、自己管理能力が高くなった今では、自立できている自信もつくので、フリーランスライターをやって自己管理能力を高めたい方にもおすすめですね。

連絡をスムーズに取ることができる

フリーランスライターは、クライアントとの密なコミュニケーションが大切です。

WEBサイトの記事は複数の人が関わっており、チームで連携して仕事することも多くあります。

フリーランスだと自由に働ける分、レスポンスが遅くなりがちです。しかし、連絡をスムーズに取れれば信頼度もアップし、高単価の仕事も任される可能性が上がります。

そのため、レスポンスが早い方やメッセージをよくチェックする方にもおすすめです。

気になることを追求するのが好き

実は、ライターは情報取集が非常に大切な仕事です。

良質な記事を書くためには、専門的な知識や情報源のチェック、よりわかりやすい記事を作成するためのグラフや表集めなどが必要になります。

読者の疑問をすべて解決することが記事の目的になることが多く、フリーランスライターは細かい点まで情報収集できる方におすすめです。

自由に働きたいならフリーランスライターがおすすめ!

フリーランスライターは、自由に働きながら収入アップを目指せる職業です。

情報収集しながら読者にわかりやすい記事を執筆するのが主な仕事内容で、独学やオンラインスクールなどで初心者でも十分に稼げます。

また、エージェントやクラウドソーシングサイトを使えば、高単価案件も狙えます。

本記事を参考に、ぜひフリーランスライターとして一歩踏み出してくださいね!