海外に住みながらスキマ時間でお金を稼ぐならライターがおすすめです。初心者でもコツさえわかれば、副業でも月30万円以上稼ぐことができます。
オンラインスクールやクラウドソーシングサイトを利用してスキルを身につけることができると、フリーランスの海外ライターを本業として生計を立てることも可能なんです。
とはいえ、自分が本当にライターになれるのか不安な方も多いはずです。また、具体的に何をしたらいいかわからず、動けていない方も多いと思います。
そこで、本記事ではドイツ在住のフリーランスライターが初心者向けに海外でライターになる方法や具体的な道のりを詳しく解説します。実体験を踏まえて効率よく稼げるようになるコツも紹介するので、海外でライターを目指したい方は必見です!
- ライターが海外在住者におすすめな理由
- 海外でライターになるメリットデメリット
- 海外でライターになる方法
ライターの仕事内容や海外在住者が稼ぐ仕組みを解説
まずは、ライターの仕事内容について理解しましょう。海外でライターをやる場合は、パソコンを使って仕事をすることがほとんどなので、今回はWEBライターの仕事を紹介します。
- 記事の構成案作成
- 記事のライティング
- WordPressなどに入稿
- 記事や本文の装飾
- 画像の作成・入稿
WEBライターは記事を書くだけでなく、Wordpressと呼ばれるソフトウェアを使って記事の入稿作業を行うこともあります。記事の装飾や画像の挿入を行う場合もあり、仕事内容は多岐にわたります。
また、ライティングの種類は主に3つあり、それぞれ仕事内容が少し違うので確認しておきましょう。
SEOライティング | あるキーワードの検索結果1位に表示する記事を作って記事の訪問者を増やす |
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セールスライティング | 特定の商品やサービスを売るための文章を作成する。メリットや魅力をうまく伝える |
コピーライティング | 企業や商品の知名度やイメージを上げるための文章を作成する。キャッチコピーなどを考えることも多い |
WEBライターは日本語で記事を書くだけなので、正直初心者でもすぐに取り組むことができる仕事です。ただ、相手にしっかり伝わる文章を書くためのスキルが必要です。
また、SEOライティングを行う場合は、検索結果1位になるための専門的な知識を身につけなければいけません。
ただ、私はこのSEOスキルを初心者からすべて独学で勉強したので、最初は全く知識がなくても問題ありません。
海外に住んでいても、稼ぎ方は基本的に日本にいるときと変わりません。オンラインで仕事を探し、記事を提出することで仕事を完了させます。
WEBライターの仕事は全てリモートで完結できるので、海外に住んでいても問題なく稼ぐことができます。
その後、日本か海外の銀行口座にお金を振り込んでもらうという仕組みです。
給料が支払われるタイミングはクライアントによって異なりますが、1ヶ月ごとに支払われることが多いです。
旅行しながら仕事できる!海外在住ライターになるメリット
私が実際に海外でライターをしてみてわかったメリットは、次のとおりです。
海外在住ライターになるメリット
- 旅行しながら仕事ができる
- 初心者でも稼げる
- 単価の多い仕事が見つかりやすい
リアルな経験をもとに、海外でライターになるメリットを詳しく解説します。まだ海外に住んでライターをするイメージができない方は、ぜひ参考にしてくださいね。
旅行しながら仕事ができる
海外在住ライターの魅力は、なんといっても自由に時間が使えるところ。そのため、好きなタイミングで旅行にいけちゃうんです。
さらに、ライターならパソコン1つで仕事ができるので、旅行中のスキマ時間に作業することもできます。
イラストレーターやプログラマーも確かにパソコンでできますが、人によってはiPadなどほかの道具が必要になる場合も。
私はすでに5年ライターをやっていますが、毎日パソコン1つで仕事できていますよ。
初心者でも稼げる
ライターは初心者でも稼げるのも特徴です。プログラマーやデザイナー、翻訳者は海外在住の日本人から人気がある職種です。
しかし、専門スキルがないとなかなか仕事が見つかりません。
一方、ライターは特別なスキルがなくても仕事が見つかりやすいのがメリットです。確かに、SEOやマーケティングスキルが必要になることもありますが、特別なスキルなしでも稼げます。
実際、私も完全独学でライターになりましたが、スキルが全くない最初の状態でもいくつか案件を頂いていました!
単価の多い仕事が見つかりやすい
ライティングスキルがなくても単価の高い仕事が見つかるのも海外在住ライターの特権!
案件の中には、海外に住んでいる方限定の応募もあります。海外に住んだ実体験や外国語を使った記事は、特別な知識や経験が必要となるため、その文単価が高くなります。
海外在住ライターは、初心者でもしっかり稼げるチャンスがあるのが大きなメリットですね。
海外在住者がライターになるデメリット
海外でライターをしてみて、日本にいるときより大変だなと感じたのは次の3点です。
海外在住ライターになるデメリット
- 海外クライアントが見つかりにくい
- 外国人と仕事でつながるのが難しい
- 人とのつながりが少ない
海外在住ライターのメリットだけ聞くと夢のような仕事ですが、実際にはいくつかデメリットもあります。
対策も含めて紹介するので、後悔したくない方は必見です。
海外クライアントが見つかりにくい
ライターはどうしても日本語で記事を書く機会が多いため、海外クライアントの案件をゲットするのが非常に難しいです。
プログラマーやイラストレーターは、言語関係なくできる仕事ですよね。一方、ライターは日本語に特化した仕事です。
私の経験上、日本語の記事を書けるライターを探している海外クライアントの数は非常に少ない印象です。
実際、さまざまな海外クラウドソーシングサイトやLinkedinを使いましたが、どの募集も英語や現地語が必須。
SEOやマーケティングスキルは言語関係なく活かせるスキルですが、やはりネイティブレベルの英語や現地語が必要になることが多いです。
海外クライアント、またはドルやユーロで稼ぎたい方は、日本に進出したい海外企業を狙うのがおすすめです。
日本人向けに記事を作成したい海外企業であれば、ジャパンチームの一員として働ける可能性があります。
日本進出したい海外企業を探すなら、日本のクラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめ。または、海外のサイトで「Japanese writer」などと検索して引っかかることも。
実際、私は日本のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」で海外企業の案件を見つけました!
外国人と仕事でつながるのが難しい
海外在住ライターは一日中家で仕事していることもあり、外国人と仕事で関わりを持つのが難しいです。
海外だと、フリーランスのための展示会(Expo)やイベントが多くあります。しかし、日本語のライターとつながりたい外国人は少なく、そこから仕事に発展することもあまりありません。
仕事の性質上仕方がないとはいえ、少し寂しい気持ちになりますね。
私も正直、仕事でかかわりのある外国人は非常に少ないです。
まずは、海外クライアントとの仕事があれば、積極的にアピールするようにしましょう。
また、Linkedinを使うのもおすすめです。Linkedinは仕事用のSNSのような感じで、外国人にとっては非常に有名なアプリです。
Linkedinならあまりかしこまらず、気軽に外国人と関わりを持てるので、まずはLinkedinのアカウント作成から始めましょう。
人とのつながりが少ない
ほかのデメリットにもあったとおり、ライターは仕事上の付き合いが少ないため、海外で孤独を感じることがあるかもしれません。
ライターは基本的に1人で完結できる仕事です。そのため、仕事上で人間関係を充実させたい方にとっては不向きです。
海外ライターになるなら、仕事ではなくプライベートで人間関係を充実させるのがおすすめ。
外国人が集まるイベントや言語交流会などに参加することで、仕事で人と関わらなくてもあまり気になりません。
私も、仕事上で関わりのある外国人は非常に少ないですが、プライベートで友人がたくさんいるので不満に感じたことはないです!
初心者必見!ライターが海外在住者におすすめの理由
私が実際にドイツでライターをしているからこそわかる、海外在住者にライターがおすすめな理由は、次の3つです。
- 英語や現地語がわからなくても稼げる
- 専門的なスキルがなくても始められる
- 海外生活を楽しみながら仕事ができる
海外でライターをする魅力とともに、海外在住者にこそライターがおすすめな理由を解説します。
英語や現地語がわからなくても稼げる
ライターは日本語を使った仕事がほとんどです。そのため、英語や現地の言葉を全く知らなくても稼げます。
コロナ渦があったことで、近年ではリモートワークがかなり広まっていますよね。海外に住んでいても日本の企業から仕事をもらうことは余裕でできる時代です。
私はドイツに住んでいますが、日本の企業とリモートワークでお仕事させてもらうことが非常に多いです。
海外で仕事を見つけるのって実はすごく難しいんですよね。現地の言葉がわからないなら、英語は必須。
そして、日本語を使った現地の仕事があったとしても、すでに住んでいる日本人に取られていることがほとんどです。
言語スキルに自信がない方にこそ、ライターがおすすめです。
専門的なスキルがなくても始められる
ライターは、言ってしまえば文字を書くだけの仕事。プログラミングやイラストのように、特別な能力は求められません。
特に、文章を書くことが好きな方であれば、すぐにライターの仕事に慣れるはずです。
私は、日本でライター業を始めましたが、最初は完全に独学でした。全くスキルがない状態でも仕事があり、しかもそのほとんどがリモート。
海外でライターを始めたとしても、問題なく仕事できていただろうなと思います。
私の場合は日本で特に資格もなかったので、最初はかなり単価が低かったのを覚えています。
しかし、海外在住ならそれだけで立派なスキルです。また、海外旅行やほかの国にいた経験をライティングに活かせる案件もあるので、最初から高単価も夢じゃありません。
海外生活を楽しみながら仕事ができる
ライターは、なんといっても自由に好きなタイミングで仕事できるのが魅力。そのため、海外生活を楽しみながら仕事ができます。
そして、海外生活は楽しいばかりではありません。すでに海外に住んでいる方ならわかるかと思いますが、言語の壁や孤独感、人間関係、食事などさまざまな問題にぶつかります。
そんな状況の中で、特殊なスキルを勉強するのは非常に大変です。
しかも、初心者からプログラミングやデザインを始めると最初は全く稼げないので、お金の問題まで出てきてしまいます。
ライターなら、そんな大変な海外生活の中で負担なく始められるので非常におすすめです。
【実体験を紹介】海外でライターになるまでの道のり
私が海外でライターになるまでには、次のような道のりがありました。
- 日本でフリーランスライターとしてスキルを身につける
- フリーランスライターとして働ける国を選ぶ
- ビザなどを準備して海外へ行く
私は日本にいるときから、海外在住ライターになるための準備を始めました。
しかし、私の実体験はすでに海外に住んでいる方にも役立つ情報なので、ぜひご覧くださいね。
日本でフリーランスライターとしてスキルを身につける
私は日本にいながら、まずはすべて独学でライティングスキルを学びました。私が実際にやった方法は、こちらです。
- ブログ作成
- クラウドソーシングサイトの利用
- WEB制作会社で実績を作る
それぞれの方法について、具体的に解説します。
【ブログ作成】基礎を学ぶ
最初にやったのはブログの作成。ブログでライティングやコンテンツの基礎を学び、どのような構造でサイトが成り立っているのかを勉強しました。
ブログの立ち上げは、初心者にはかなり難しいものでした。しかし、ここで根気強く学ぶことで、自分の役割が俯瞰して見られるようになるので、今後非常に役に立ちます。
【クラウドソーシングサイトの利用】経験者からスキルを学ぶ
それを実績として、次に始めたのがクラウドソーシングサイト。ここで、低単価でもいいので経験者やプロからスキルを学びました。
正直、かなり単価が低い仕事もありましたが、費用をかけずに学んでいると思って耐えていました。
すでに海外にいて貯金がない方は、最初は副業的に始めるのがおすすめです。稼げるものの、最初の半年ほどは生活費を稼げるほどお金はもらえないことが多いからです。
WEB制作会社で実績を作る
海外に行くまで時間がある方はなるべくたくさん実績を積んでおくのがおすすめです。
必須のステップではないですが、私は運よく声をかけてもらい、WEB制作会社で1年程度派遣社員として働かせて頂きました。
海外に行ってからだとフルリモート案件しかできないので、やや選択肢が減ります。
そのため、日本にいる間はできる限りさまざまなライティングの仕事にチャレンジし、実績を作りながらスキルを磨くのがおすすめです。
フリーランスライターとして働ける国を選ぶ
次にフリーランスライターとして働ける国を選びます。選ぶポイントは次のとおりです。
- ネット環境が整っているか
- フリーランスビザやワーキングホリデービザがあるか
- ビザの条件が厳しくないか
ライターの命はパソコンです。そのため、ネット環境がある程度整っている国に行くようにしましょう。
そして、一番大切なのがビザです。フリーランスのライターとして働けるビザがある国を選んでください。
ビザの種類は国によって大きく異なります。初めてビザを取って滞在するなら、ワーキングホリデービザなど条件が厳しくないものを選ぶのがおすすめです。
フリーランスビザや就労ビザは、非常に条件が厳しく設定されている国もあります。
私の住んでいるドイツのベルリンは、非常にフリーランスが多く、比較的ビザが取りやすいといわれています。
私は、最初ドイツでワーキングホリデービザを取りましたが、問題なくスムーズにゲットできました。
フリーランスとして働けるビザの種類や働きやすい国を詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてくださいね。
ビザなどを準備して海外へ行く
ビザを調べて国が決まったら、いよいよ準備をして出発するだけです。
私の場合は、約1年前から少しずつ準備をしました。お金を貯めながらパスポートを作り、スマホの契約や家探しなどをしましたね。
出発の際は、パソコンを忘れずに!また、国によってコンセントの形が違うので、変換器が必要な場合は忘れずに持って行ってくださいね。
まずはスキルを磨こう!海外でライターをするためにやるべきこと
ライターは確かにスキルがなくても、稼げます。しかし、スキルがあった方がたくさん稼げるのは間違いありません。
海外でライターになるために、おすすめの勉強法は次の3つです。
- オンラインスクールでスキルを磨く
- クラウドソーシングサイトで仕事をする
- 英語など語学も勉強しておく
まだ時間がある方は、今のうちにスキルを磨いておいてくださいね!
オンラインスクールでスキルを磨く
お金に余裕がある方は、オンラインスクールでライティングスキルを学ぶのが効率的でおすすめです。
私は独学ですべて勉強しましたが、オンラインスクールの存在を知っていたら迷わず通っていました。
なぜなら、独学は時間がかかることが多いからです。また、効率よく学ばないと、なかなかスキルが身に付きません。
オンラインスクールなら、すでに何人もの生徒に教えてきたプロからスキルを学べます。確実に独学より効率がいいです。
お金がかかるのがデメリットではありますが、海外に行くまで時間がない方はオンラインスクールで集中的に勉強するのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトで仕事をする
私のようにクラウドソーシングサイトの案件を利用してスキルアップを目指すのもおすすめです。
この方法なら、お金を増やしながらスキルも学べちゃいます。実際、私もこの方法でスキルを磨き、海外在住ライターになりました。
ただし、悪質な業者も多いので要注意。クライアントや相場を見極めてライティングスキルを磨いてください。
英語など語学も勉強しておく
海外で生活するなら、英語や現地の言葉も勉強しておきましょう。
将来的に海外のクライアントができた場合、記事は日本語でもやり取りは英語や現地語になる可能性があります。
実際、私が持っている海外のクライアントからは、たまに英語でメールが届きます。
生活する上でもある程度の語学力が必要になるので、今のうちに語学勉強をスタートさせておきましょう。
語学力があればより多くのクライアントと仕事ができるので、ライターとしての幅を広げることもできます。
初心者が海外でライターとして稼げるまでどれくらいかかる?
稼げるレベルによりますが、初心者が海外でライターとして月50,000円稼げるまで半年程度かかります。
もちろん個人差はありますが、私は日本にいながら次のような感じで稼げるようになりました!
ライターを始めてからの期間 | 月収 |
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~3ヶ月 | ~5,000円 |
3~6ヶ月 | 10,000~50,000円 |
6ヶ月~1年半 | 50,000~15万円 |
1年半~3年 | 15~20万円 |
3~4年 | 20~25万円 |
4~5年 | 25~35万円 |
5年~現在 | 35~50万円以上 |
ただし、フリーランスは給料が固定されておらず、クライアントが減るとその分一気に給料も減ります。
そのため、毎月この金額を稼いでいたわけではありません。
しかし、50,000円程度であれば半年ほどで達成できることが多いです。
私は日本にいて半年かかりました。しかし、海外であればより早く稼げるようになる可能性が高いです。
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ライターはライフワークバランスを取りやすく、初心者でもスキルなしで始められるので、海外在住者におすすめです。
語学力に自信がない方や専門的なスキルを持っていない方は、ぜひライターで海外生活を始めてみてください。
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