SEOライターの年収は正社員で380万円、副業だと50〜150万円ほどです。スキルや働き方次第で大きく変わり、努力次第で高収入を狙うことも可能です。
しかし「未経験から本当に稼げるの?」「会社員とフリーランスではどのくらい違うの?」と、不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではSEOライターの平均年収や私自身のリアルな収入公開、さらに収入を上げる具体的なコツまで解説します。この記事を読めば、自分に合ったキャリアパターンを見つけ、収入アップに直結する行動が明確になります。
SEOライターの年収相場はいくら?
SEOライターの年収は、働き方やスキルによってかなり幅があります。結論からいうと、会社員なら年収300〜500万円前後、フリーランスなら案件次第で200万円台から700万円以上まで狙うことも可能です。
なぜここまで差があるかというと、文字単価や受けられる案件の規模が人によって大きく変わるからです。私自身も駆け出しのころは「こんなに差があるんだ」と驚いた経験があります。
SEOライターの平均年収【会社員・フリーランス別】
会社員として働くSEOライターの平均年収は、だいたい380万円ほど。正社員としての安定収入がある反面、会社の給与テーブルに左右されるので大きく伸びにくい傾向があります。
一方、フリーランスのSEOライターは、年収200万円前後の人もいれば、700万円以上を稼ぐ人もいます。
理由はシンプルで「案件単価×執筆量」が自分の収入に直結するからです。私自身、フリーランスを始めた最初の年は300万円台でしたが、スキルがついてからは2倍の600万円と一気に年収が伸びました。
自分の力で収入をコントロールできるのがフリーランスの魅力でもありますね。
フリーランスや正社員など専業SEOライターとは異なり、副業SEOライターの年収は50〜150万円ほどです。
私の副業時代は、月10万円ほどで年収にすると120万円ほどでした。
SEOライターとWebライターの年収の違い
SEOライターと一般的なWebライターの年収を比べると、SEOライターの方がやや高い傾向にあります。なぜなら、SEOライターは「検索上位を狙う記事」を書けるスキルが求められるため、文字単価が高く設定されやすいからです。
例えば、Webライターの文字単価が0.5〜1円が多いのに対して、SEOライターは1.5円以上、スキルが高ければ3円以上の案件もあります。私も最初は一般的なWebライターとして0.8円の案件を書いていましたが、SEOに強みを出した途端、単価が1.5円、2円と上がっていきました。
SEOライターとWebライターの違いを詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。それぞれの年収や仕事内容について比較しています。
未経験SEOライターが最初に稼げる金額の目安
未経験からSEOライターを始めた場合、最初は月に数千円〜数万円程度が目安です。なぜなら、最初は文字単価0.5〜1円ほどの案件しか取れないことが多いからです。
ただ、経験を積むことで文字単価はどんどん上がっていきます。
私もクラウドソーシングで初めて受けた案件は文字単価0.5円で、1記事書いても数百円でした。それでも実績を積んだおかげで、半年後には文字単価1.2円の案件を任せてもらえるようになりました。
「未経験だから全然稼げない」と落ち込む必要はなく、ステップアップすれば確実に伸びますよ。
以下の記事では、未経験からSEOライターになるコツや未経験者におすすめな理由を詳しく紹介しています。
未経験からでもSEOライターになることは可能です。実際に、ゼロから学習と実践を重ねてキャリアを築いている人は多く存在します。 しかし、「経験がない自分でも本当に案件が取れるのか」「何から学べばいいのかわからない」と不安を感じる方も少な[…]
SEOライターの私のリアルな年収を大公開【実体験】
私自身の年収をお伝えすると、フリーランス2年目で年収約450万円、3年目で600万円ほどになりました。
最初から上手くいったわけではありません。1年目は副業だったこともあり、SEOライターのみの年収は150万円でした。
そのあと、SEOに特化したスキルを磨いたことで、継続案件が増えたほか、直接契約をもらえるようになったのが大きな転機でした。そこから、少しずつ年収を伸ばし、Web制作会社のSEOライターとして契約社員と働き始めた頃には、年収450万円ほどに。
実際のところ、SEOライターは「続けるほど収入が伸びやすい仕事」だと感じています。
SEOライターの年収を決める要素
SEOライターの年収を決める要素は、次の3つです。
- スキル
- 働き方
- 案件の種類
SEOライターはスキルの有無だけでなく、働き方や案件の種類によっても年収が大きく変わります。
ここからは、私が実際に体験して感じた、SEOライターの年収を決める要素について詳しく解説します。
SEOライターの年収を左右するスキル
SEOライターの収入は、ライティング力だけでなく複数のスキルで決まります。これらが揃うと、単価の高い案件を任されやすくなるからです。
SEOライターの年収を左右するスキルは、次のとおりです。
- ライティング力
- リサーチ力
- SEO知識
- 構成作成スキル
私も記事構成を提案できるようになった頃から、文字単価が一気に上がりました。
書くだけのライターから戦略を考えられるSEOライターに変わると、収入も跳ね上がる感覚があります。
副業やフリーランスなど働き方でも変わる
SEOライターの年収は、働き方でも変わります。副業なら月に数万円をプラスする形が多いですが、フリーランスならフルタイムで案件をこなして年収500万円以上を目指すことも可能です。
私も副業時代は「お小遣い程度」の感覚でしたが、フリーになってからは生活の軸になりました。どちらが正解ということはなく、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが大切です。
まずは、副業でSEOライターを始めたい方は、次の記事がおすすめ。実際に私が副業SEOライターをやっていた頃の経験談や収入について詳しく解説しています。
年収に直結する案件の種類とは?
実は「どんな案件を受けるか」も年収に直結します。特に、次のような案件は、年収が増えやすくておすすめです。
- 専門知識が必要な案件
- 長期の継続案件
- 本文執筆だけで単価が高い案件
単価が安い記事量産系の案件ばかりだと、いくら書いても収入は頭打ちになりがちです。逆に、専門性が求められる分野や、構成から任される案件は単価が高く設定されやすいです。
私も最初は安い案件ばかりで消耗していましたが、音楽や留学など自分の専門ジャンルを決めてからは、指名で依頼がくることも増えました。
また、長期で契約してくれる案件や本文執筆のみで文字単価2円以上の案件もおすすめ。効率よく稼げ、長期継続なら安定して年収を伸ばせます。
SEOライター年収別の仕事内容やキャリアパターン
ここからは、SEOライターの年収別の仕事内容やキャリアパターンを解説します。
私は、副業時代に年収120万円程度、そのあとフリーランスの専業ライターで700万円程度まで稼いだことがあります。
実際に依頼を受けた仕事内容をもとに詳しく解説するので、目指したい年収がある方はチェックしておいてください。
未経験~年収200万円以下
未経験〜年収200万円以下の場合は、クラウドソーシングや低単価案件を中心に活動していることが多いです。案件をこなす実績作りの段階とも言えます。
私もこの時期は「とにかく経験を積む」ことを意識しました。収入は少なくても、経験を積むことで次のステップに進みやすくなります。
私がこの時期に実際行っていた案件は、次のようなものです。
- 新規SEO記事の作成
- マニュアルに沿った構成案作成
- SEOリライト
月数千円程度しか稼げない超初心者の時代は、構成案がすでにある状態でSEO記事の文章を作ることが多かったです。
SEOスキルが身につき始めてから、構成案やリライトの案件も引き受けるようになりました。
年収300~500万円
年収300〜500万円のSEOライターは、ある程度の実績とスキルがあり、継続案件を複数持っているケースが多いです。文字単価1.5〜2円以上の案件を獲得できるようになると、このゾーンに入ってきます。
私もフリー2年目でこの層に入って月25〜40万円程度稼げるようになり、ようやく生活が安定してきたと感じられました。
私が実際に引き受けていた仕事内容は、SEO記事や構成案作成、リライトのほかに、次のようなものもありました。
- マニュアルやライター向けSEOの指示書の作成
- キーワード選定
- Webサイト戦略のためのミーティング参加
プロジェクトやサイト運営に深く関わるような仕事が増えると、自然と年収がアップしていきます。また、SEOスキルもついてくるので、記事作成や構成案作成も単価が上がります。
年収300〜500万円の頃は文字単価2円、1記事あたり25,000円程度でしたね。
年収700万円以上
年収700万円以上になると、単価3円以上の案件や、大型メディアのディレクションなども任されることが増えます。ここまで来るとライターから「編集者やディレクター」的な立ち位置になる人も多いです。
私は現在、年収600万円程度とギリギリこの層には届いていませんが、ディレクションやサイト運営補助などの仕事を受けています。
SEOの知識があれば、年収600〜700万円以上も可能です。SEOでキャリアアップするなら、ライティングやリライトだけでなく、編集やディレクションも視野に入れるのがおすすめです。
SEOライターが年収を上げる方法
SEOライターが年収を上げるコツは、次の3つです。
- AI活用
- 定期的に単価交渉をする
- ブログで稼ぐ
どれも私が実践して、単価や収入アップにつながった方法です。
年収を上げるコツを知っておくことで、効率よくSEOライターとして稼げるようになります。
AI活用|対応できる案件が増えて年収アップ
AIツールを上手に使うと、執筆スピードが上がったり、リサーチの効率が良くなったりするのでおすすめです。その結果、同じ時間でこなせる案件数が増え、収入アップにつながります。
私もリサーチや記事の骨組み作りにAIを取り入れるようになってから、納期がぐっと楽になりました。
ただし、AIは代わりに書かせるのではなく、サポート役として活用するのがポイントです。
SEOライターのAIの具体的な活用法は、次の記事で紹介しています。私が普段から使っている方法なので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
SEOライターはAIを活用することで、記事制作のスピードと品質を同時に高めることができます。効率的に下書きや構成を作り、より多くの記事を短時間で仕上げられるのが大きなメリットです。
しかし、「AIに頼りすぎると仕事がなくなるのでは?」[…]
定期的に単価交渉をする
収入を伸ばすには、単価交渉も避けて通れません。継続案件をこなして信頼を得たら、思い切って単価を上げてもらえないか聞いてみましょう。
私も最初は怖くて言えませんでしたが、勇気を出して交渉したらあっさり上がった経験があります。相手にとっても、信頼できるライターにお願いするなら妥当と思ってもらえることが多いですよ。
ただし、頻繁に単価交渉するのはおすすめできません。単価のことばかり考えている人だと思われるので、半年や1年に1回程度がおすすめ。
ブログでも稼ぐ
自分のブログを持つことで、ライター収入以外の収入源を作ることができます。広告収入やアフィリエイト、実績公開としての役割もあるので一石二鳥です。
私もブログを始めたことで、SEOスキルを自分のものにできました。なぜなら、ほかの仕事や勉強で学んだSEOの知識をブログでアウトプットできるからです。
ライターがブログをやるメリットや具体的な始め方が気になる方には、次の記事がおすすめです。私がこれまで2つのブログを運営した経験から、ライター業に活かせるブログの運営方法を詳しく解説しています。
ライターをやるならブログで実績をつくろう!とよく言われますが、何だか面倒そうだし、本当に作った方がいいのかわからない・・・という人も多いはず。
ブログはライターの実績づくりやスキルアップに非常におすすめですが、仕事やインプットも同時進[…]
SEOライターは努力次第で年収を伸ばせる!
SEOライターの年収は、正社員で380万円程度、副業だと50〜150万円ほどです。しかし、スキルや働き方次第で大きく変わります。未経験のうちは不安も多いですが、経験を積むほど確実に道が開けていきます。
私自身も本当にやっていけるのかなと不安に思いながら始めましたが、コツコツ続けたことで、今では海外で生活できるほどの収入を得られるようになりました。
SEOライターは「努力した分だけ結果が返ってくる仕事」です。自分のペースで挑戦して、一歩ずつ収入を伸ばしていきましょう。
SEOライターになる方法を具体的に知るなら、以下の記事がおすすめ。一歩を踏み出し、SEOライターで稼ぎましょう。