副業SEOライターは未経験でもできる案件が多く、初めての副業にぴったりな仕事です。
ディレクターやコンサルタントなどのキャリアアップもできるため、将来的にフリーランスや独立を考えている方にもおすすめ。
そこで、本記事ではSEOライターこそ副業でおすすめな理由や具体的なメリットデメリットを詳しく紹介します。
現役SEOライターが副業で効率よく稼ぐコツやほかのライターとの違いを詳しく解説するので、未経験でも副業で稼ぎたい方はぜひ参考にしてください。
副業でできるSEOライターの種類
副業でできるSEOライターの種類は、主に次の4種類です。
SEOライター | SEOリライト専門ライター | SEOディレクター | SEOコンサルタント | |
---|---|---|---|---|
仕事内容 | 記事執筆 | 記事のリライト | ・記事の確認 ・ライターへの指示 |
SEO戦略や改善案などの提案 |
収入 | 3~5万円/月 | 1~5万円/月 | 10~15万円/月 | 30~50万円/月 |
未経験へのおすすめ度 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
SEOの仕事では、ライティングや記事を直すリライトのほか、指示出しや企業へSEO施策のアドバイスをするコンサルタントなどもあります。
まずは、未経験者におすすめの種類やそれぞれの仕事の違いを具体的に解説します。副業を始める前に、自分に合う仕事なのか確認しておくことで、始めたあとに公開せずに済みます。
SEOライター
SEOライターは、検索エンジンで上位表示されることを意識して記事を書く仕事です。
記事の本文のみを執筆するほか、構成案を考えたりWordpressに入稿したりといった仕事を任されることもあります。
クライアントが事前に渡したマニュアルをもとに執筆することが多く、初心者でもSEOの知識を学びながらできるのが大きなメリットです。
副業にぴったりの職種で、初心者や未経験者に最もおすすめな仕事の種類です。
WebライターとSEOの専門ライターとの違いをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。2つの仕事の違いを現役ライターの目線から徹底解説しています。
SEOリライト専門ライター
既存の記事を改善して、SEO効果を高めるのがSEOリライトの仕事です。記事本文をすべて執筆するライターより負担が少なく、約半分の時間で1記事を仕上げられることが多いです。
また、リライトすべき記事を抱えているクライアントは多く、長期契約の案件も多くあります。
SEO知識がないとリライトできないため、基本的なSEO知識はもちろん必要です。しかし、クライアントによってはリライト指示が決まっている場合もあり、実際難易度はそこまで高くありません。
私は副業SEOライターを始めて3ヶ月ほどでリライトの仕事を受けるようになりました。
ただし、1記事あたりの単価は、新規記事執筆に比べて安い傾向にあります。リライトは1記事あたり1,000〜5,000円程度のことが多いため、数をこなして稼ぐのが基本です。
SEOリライト専門ライターはややSEO知識のある人向けですが、SEOを勉強し始めて数ヶ月の人でも仕事を受けられる可能性は高いです。
SEOディレクター
SEOディレクターは複数のライターを管理しつつ、キーワード設計や構成案の作成を行うポジション。1つのWebメディアを担当することが多く、経験上1メディアあたり月収10〜15万円程度が相場です。
SEOライターはキーワードや構成案をすでにもらった状態で執筆することが多いです。しかし、その前段階を担当するのがSEOディレクター。また、ほかのライターが書いた記事をチェックしたり納期を設定したりといった仕事もします。
SEOの専門知識はもちろん、コミュニケーション力も重要になるため、SEOライターとしてすでに実績を残している人向けの仕事です。
SEOコンサルタント
クライアントのサイト全体のSEO戦略を考えるのがSEOコンサルタント。かなり専門的な知識が必要ですが、単価は非常に高く、案件によっては1メディア月50万円以上も可能です。
コンサルタントまでいくと、フリーランスとして独立する場合も多いですが、1メディアであれば副業でも対応できます。
基本的には、企業にSEO戦略の指示出しや定例ミーティング、流入数や収益に合わせた改善案の提案などを行います。
こまめなやり取りができるコミュニケーション力とWebメディアを伸ばす実力が必要なので、初心者にはできません。
初心者や未経験者は、キャリアアップ先としてSEOコンサルタントを視野に入れておくのがおすすめです。
副業SEOライターの収入や文字単価
副業のSEOライターは、ライティングだけだと月3〜5万円程度です。私が副業でSEOライターをしていた頃は、安定して5万円稼げていました。
ここからは、Webライターの収入や文字単価と比較しながら、私の実体験も踏まえてSEOライターの収入の特徴について詳しく解説します。
副業SEOライターの文字単価や記事単価
副業SEOライターの文字単価や記事単価は、レベルごとに次のようになっています。
レベル | 文字単価(1文字あたり) | 記事単価(1記事あたり) |
---|---|---|
超初心者~初心者 | 0.2~0.5円 | 500~2,500円 |
中級者 | 1.0~2.5円 | 5,000~1万5,000円 |
上級者 | 3.0円~ | 2万円~ |
初心者のうちは、文字単価は0.2〜0.5円程度が目安です。全く経験がない場合は、SEOに沿った構成や指示に従って文章を書いていきます。
SEOに関係ないコラム記事などに比べると、初心者でもやや単価が高く設定されていることがあります。
経験を積むと、1.5〜3円も可能になります。1記事あたりの単価も1万円以上になることがあり、月5記事程度書けば月収5万円を達成できることが多いです。
私が副業ライターの時代は、1文字0.5〜1.0円で仕事を受けることが多かったです。1記事あたりの単価は3,000〜5,000円程度。
中級ライターになる頃には、文字単価2.0〜3.0円、1記事あたり2〜3万円でしたね。月15〜20万円以上稼げるようになり、この頃からフリーランスとして独立しました。
副業SEOライターの収入
週末のみの稼働でも文字単価や記事単価が高い人であれば、月に2〜5万円を稼げます。副業として安定して続ければ、月10万円以上も可能。スキル次第で年収も大きく伸ばせます。
私は、実際に副業SEOライターを始めて、初月から月3万円稼ぎ、数か月後には月5万円を安定して稼げるようになりました。
副業SEOライターとしての最高月収は月15万円です。SEOライターの年収や詳しい私の収入の推移を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
副業SEOライターを経験した私が、どんな案件でどれくらい稼いでいたのか解説しています。
副業でSEOライターをするメリットとデメリット
副業SEOライターのメリットとデメリットは、次のとおりです。
メリット | ・未経験や初心者でも案件を見つけやすい ・フルリモートで仕事できる ・将来的に独立しやすい |
デメリット | ・専門的な内容を学ぶハードルがある ・変化についていく必要がある ・納期が短いことがある |
副業SEOライターを実際にやってみて感じたメリットとデメリットを詳しく紹介します。
メリットやデメリットを知っておくことで、初めて副業を始める方も安心して始められます。
副業SEOライターのメリット
- 未経験や初心者でも案件を見つけやすい
- フルリモートで仕事できる
- 将来的に独立しやすい
SEOライターは未経験歓迎のフルリモート案件が多く、初心者が始めやすいのがメリットです。
また、将来的に独立できる可能性もあり、転職やフリーランスを考えている方にもおすすめです。
未経験や初心者でも案件を見つけやすい
クラウドソーシングサイトには、「初心者歓迎」のSEOライター向け案件が多数あります。学びながら稼げるのが魅力です。
実際、私もSEOスキルが全くない状態から、SEOライターを始めましたが、クラウドソーシングを使って初月3万円稼げました。
インタビュー記事やLP作成などSEO以外だと、実務経験必須の案件が多くなります。そのため、ライター未経験の方こそSEOライターが向いています。
本当にSEOライターが未経験でできるのか心配な方は、以下の記事を参考にしてください。
未経験がSEOライターになる際の注意点や実体験を踏まえた未経験で稼ぐポイントを詳しく解説しています。
フルリモートで仕事できる
SEOライターは、インターネットとPCさえあればどこでも作業できます。地方在住や在宅育児中の方にも人気です。
私も地方に住んでいましたが、東京に本社を持つ大手クライアントと仕事する機会がたくさんありました。
SEO自体はパソコン1つで学べ、仕事の際もネット上で完結できるのが大きな魅力です。
副業だと、出社するのが面倒に感じたり本業の会社にバレたくなかったりするので、フルリモートがおすすめ。完全フルリモートで手軽に副業するならSEOライターが向いていますね。
将来的に独立しやすい
副業で始めたSEOライターから、フリーランスになる人も多いです。ディレクターやコンサルタントになってSEOスキルを活かせるので、キャリアアップしやすいのがメリット。
私は5年前に副業でSEOライターを始めましたが、半年ほどでフリーランスとして独立しました。今では月収50万円稼げています。
SEOライターなら副業でできる簡単な案件も多く、まずは副業で実績を積めます。いきなりフリーランスになるのは勇気がいりますが、SEOライターなら手軽に始められますね。
副業SEOライターのデメリット
- 専門的な内容を学ぶハードルがある
- 変化についていく必要がある
- 納期が短いことがある
SEOライターは未経験者の副業におすすめですが、上記のようなデメリットもあります。
私の実体験をもとに、マイナスだと感じた点を詳しく紹介します。
最初に専門的な内容を学ぶハードルがある
ITやマーケティングに関する知識がまったくない方にとっては、SEOに関する勉強が専門的に感じることがあります。
専門用語やWebサイトの構造を学ぶのは、ハードルがやや高いです。
私自身、ライターを始めるまではまったくIT業界の知識がありませんでした。そのため、最初は基本用語さえわからないような状況でした。副業で時間が限られているので、なかなか理解できずに焦ることも。
コラム記事や自身の体験をまとめたような記事を書く案件であれば、勉強の必要がないので、SEOライターよりハードルはやや低いです。
しかし、SEOライターの案件は、専門知識がなくても受注できる案件が多いので、稼ぎながら学べます。
また、最初のハードルさえ乗り越えてしまえば、どんどん学ぶのが楽しくなります。私も最初はもちろん大変でしたが、基礎知識が身についたあとは、検索順位が上がるなど数字でスキルアップを感じられたのがうれしかったです。
AIの進化など変化についていく必要がある
AIが普及しており、ライターにも効率化・差別化が求められます。トレンドに敏感であることが重要です。
特に、ここ3年ほどでAIがどんどん普及しており、将来的にSEO分野の仕事がなくなるといわれているほどです。
また、SEOの施策内容は、Googleなど検索エンジンのアルゴリズムの変化によって変わります。
最新のSEOスキルやライティング技術を身につけるために、いつも最新情報をチェックしておきましょう。そうすることで、時代に取り残されない最先端のSEOライターになれます。
特に、副業だと、高単価案件で効率よく稼ぎたいと考える方も多いはず。トレンドに沿った記事を書ければ、SEOライターとしての価値がグッと上がります。
以下の記事では、AIがSEOライターに与える影響や活用法などを解説しているので、AIを使ったSEOライティングに興味がある方は要チェックです。
納期が短いことがある
副業だと時間が限られている中で、納期に追われることも。SEO記事は、すぐに入稿したいと考えているクライアントが多く、納期が3〜4日後に設定されている案件もあります。
特に、副業SEOライターは少ない時間の中で納期までに記事を仕上げなければいけないので、ストレスを感じるかもしれません。
事前に作業時間を確保し、案件を探す際は余裕を持って納品できる仕事を探しましょう。
副業でSEOライターをするのがおすすめな人
- 完全リモートで未経験の副業に挑戦したい方
- フリーランスや独立を視野に入れている方
- ロジカルに文章を組み立てるのが好きな方
ここからは、私が実際にSEOライターとして活動していて感じる、副業SEOライターがおすすめな人の特徴を解説します。
上記の特徴に当てはまるかチェックして、自分に合う副業か確認してくださいね。
完全リモートで未経験の副業に挑戦したい方
副業未経験でも、完全在宅で始められるSEOライターは挑戦しやすいです。通勤なしでスキマ時間を活用できます。
案件自体もフルリモートかつ未経験者歓迎のものが多く、最初は専門スキルがなくてもすぐに稼ぎ始められます。
そのため、副業ですぐにお小遣いを稼ぎたい方にもおすすめです。
フリーランスや独立を視野に入れている方
SEOライターは副業から独立まで視野に入れられる仕事です。長期的にキャリア設計しやすいのが強み。
SEOのスキルを磨いて実績さえ積めば、SEOディレクターやコンサルタントとして月収50万円以上稼ぐチャンスもあります。
そのため、転職を視野に入れている方や独立したいけどいきなり無職になるのが不安な方は、まずは副業でSEOライターを始めるのがおすすめです。
ロジカルに文章を組み立てるのが好きな人
SEOライターは読者のニーズに合わせて、情報を整理しながら文章を組み立てるのが得意な人に向いています。
SEOライティングは、読者に向けて熱い文章を届けるだけでは不十分です。説得力のある魅力的な文章も大事ですが、それ以上にSEOに強い文章を作るスキルが必要です。
そのためには、ロジカルに文章を組み立てなければいけません。
実際私自身も、ブログやコラム記事を書くときとSEO記事では文章の書き方が大きく変わります。
個人的には、SEO記事の方がかなりロジカルでルールも厳しいように感じます。自由に好きな文章を書くよりも、ルールに沿って決まった文章を書くのが好きな方におすすめです。
副業SEOライターで効率よく稼ぐコツ【実体験ベース】
私が実際に初月3万円稼いだ経験から、副業SEOライターが効率よく稼ぐコツを4つ紹介します。
- SEOスキルは基本的に仕事を通して学ぶ
- ブログの運営も並行してスキルアップを目指す
- 構成案がすでにある案件を積極的に受ける
- 書く以外の仕事を効率化する
私は、まったくの未経験から副業SEOライターを始めて最初の月に3万円を稼げました。その経験からわかった稼ぐポイントを詳しく解説します。
SEOスキルは基本的に仕事を通して学ぶ
最初から完璧にSEOを理解している必要はありません。実際の案件を通じて、徐々に知識が身につきます。
SEOライターは、稼ぎながら学べるのが最大の魅力といっても過言ではありません。
クラウドソーシングサイトで未経験OKの案件を受注すると、必ずマニュアルをもらいます。そのマニュアルには基本的なSEO知識が書かれています。
まずは、このマニュアルをしっかり読み込み、記事を書く際にアウトプットするのがおすすめ。
また、案件の中には、報酬は低いがスキルを学べる!といったようなものもあります。文字単価0.3円以下や記事単価1,000円以下の案件は報酬が低すぎるのでおすすめできません。
しかし、文字単価0.5円以上で記事単価3,000円以上ならやる価値はあります。ただし、10記事など複数記事分をまとめて契約すると、挫折しても報酬が支払われないので注意しましょう。
基本的には1記事契約でスキルを学べるものがおすすめです。
ブログの運営も並行してスキルアップを目指す
自分のブログを運営することで、SEOの実践力が養われます。ライター案件獲得にも有利に働きます。
ブログはポートフォリオとしても使えるので、初心者副業SEOライターにおすすめ。
ブログは、SEOスキルを使って記事を上位表示させたり収益を発生させたりできるので、SEOライターとしてスキルを上げるならぜひ使いましょう。
ブログでスキルアップやポートフォリオを獲得できれば、高単価な案件もゲットしやすくなり、効率よく稼げるようになります。
以下の記事では、ライターがブログをやるメリットや具体的な始め方を紹介しています。ブロガーとライターを両立する私の実体験から、詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
ライターをやるならブログで実績をつくろう!とよく言われますが、何だか面倒そうだし、本当に作った方がいいのかわからない・・・という人も多いはず。 ブログはライターの実績づくりやスキルアップに非常におすすめですが、仕事やインプットも同時進[…]
構成案がすでにある案件を積極的に受ける
構成が用意されている案件は執筆に集中できるので、作業効率が高く、初心者におすすめです。
リライトや構成案のみ作成する案件もありますが、SEOスキルが必要なのにも関わらず単価が低いことが多いです。
文章を書くスピードが速い方であれば、リライトや構成案作成で1記事3,000円稼ぐより、1記事10,000円の新規記事執筆の方が稼げます。
また、構成案作成と本文執筆の両方をやらなければいけない案件もあります。しかし、初心者だと構成案の作成は意外に時間がかかるので注意が必要です。
SEOスキルがないと感じる初心者の方は、まずは構成案が用意されている案件を受けることで、効率よく稼げます。
書く以外の仕事を効率化する
文章のチェックや構成案の整理など、書く以外の仕事はAIツールを活用すれば、作業時間を短縮できます。
余計な作業をAIに任せることで、SEOスキルの勉強に集中できておすすめです。
SEOライターは、記事本文を書く以外にも実は作業がたくさんあります。
以下の記事では、ライターがAIツールを活用する方法を詳しく紹介しています。時短かつ高品質な記事を書きたい方はぜひチェックしてください。
ライターは、AIにペルソナ設定や記事の冒頭文の作成などのサポートをしてもらうことで、時短しながら高クオリティの記事を書くことができます。 しかし、今まで自力で記事を書いてきた人にとっては、AIを使うのは面倒くさそう、機械っぽい文章にな[…]
副業SEOライターはコツさえつかめば未経験でも稼げる!
SEOライターは、副業初心者でも始めやすく、続ければ確実にスキルと収入が上がっていきます。小さな一歩が、将来の大きな可能性につながります。
SEOと聞くと、何だか難しそうと感じるかもしれませんが、勉強法や始め方さえしっかりできれば、スムーズにスキルを獲得可能です。
実際にSEOライターになるための具体的なステップは、次の記事で紹介しています。ぜひ、一歩を踏み出して副業SEOライターで今以上に稼ぎましょう。