副業Webライターの平均収入は月約18,000円です。実際にスキルを磨けば、月5万円や10万円にステップアップしていくことも十分可能です。
しかし、「本当に稼げるの?」「未経験から始めて月5万円は難しいのでは?」と不安に感じている方も多いのではないはずです。
特に「時間が取れない」「仕事が途切れそう」といった悩みは、副業ならではのリアルな声です。
そこで、本記事では副業Webライターの収入の実態やレベル別の収入目安などを、現役ライターが詳しく解説します。
この記事を読めば、収入の現実的な目標設定が明確になり、副業Webライターで収入を増やすヒントを得られます。
そもそも、副業ライターの仕事内容やメリットデメリットなどが何か、具体的に確認しておきたい方は、次の記事がおすすめです。
副業Webライターの収入平均は約18,000円!
副業Webライターの平均収入は、実は月に約18,000円ほどです。
株式会社AlbaLinkはWEBライターのメリット・デメリットに関する意識調査を行いました。その中で、副業Webライターの収入についてアンケートを取ったところ、次のような結果になりました。
参考:PRTIMESより
月1万円以下が57.5%と半数以上を占めており、月5万円以上稼ぐ副業Webライターはたった3.2%しかいません。
平均は18,864円となっています。初めてこの数字を聞くと、思ったより少ないなと感じるかもしれません。
しかし、これはあくまで平均の話です。実際には月数千円の人もいれば、10万円以上としっかり稼いでいる人もいます。
私も初月から3万円以上稼ぐことができました。案件探しに時間がかかったり、文字単価が安かったりと波はありましたが、コツコツと続けていくうちに少しずつ報酬が上がりました。
そのため、副業Webライターの収入は個人差がかなり大きいといえますね。
【レベル別】副業Webライターの収入と収入内訳
ここからは、実体験をもとに、スキルのレベル別で副業Webライターの収入や内訳を紹介します。
副業だけで最終的にどれくらい稼げるか知ることができ、初心者も目標収入額を設定しやすくなります。
初心者や未経験者ライターの収入はどれくらい?
初心者や未経験者ライターは、月1〜2万円程度です。
月の収入目安 | 1~2万円 |
収入内訳の例 | 【記事本文のみの作成】 ・記事単価:2,500円/本 ・本数:5本 ・合計:12,500円【アンケート回答】 ・単価:300円/回 ・回数:15回 ・合計4,500円 |
初心者や未経験者の場合、クラウドソーシングサイトなどを使って初心者歓迎案件を受けることが多いです。
初心者Webライターの収入は月1~2万円が現実
副業でWebライターを始めたばかりの方の多くは、月に1〜2万円程度の収入が一般的です。
なぜなら、最初のうちは実績もスキルも十分ではないため、文字単価0.5円以下、記事単価2,500円以下の案件が多いからです。
私自身も、初めての仕事は文字単価0.3円、1記事2,000文字で600円ほどの報酬でした。私は運よく月3万円稼げましたが、波があったので、月2万円程度しか稼げないことも。
これで本当に稼げるようになるのかなと不安になりましたが、まずは実績を作る時期だと割り切って続けていましたね。
初心者の収入内訳は簡単な記事作成やアンケートが多い
初心者ライターの収入源は、次のようなものが多いです。
- 短めの文の記事執筆
- 体験談の執筆
- アンケート回答型の記事
内容としては何かを使ってみた感想や初めて体験したエピソードなど、専門知識がいらない案件が多めです。
例えば、初心者が副業Webライターで月17,000円程度稼ぐ場合、次のような内訳になります。
収入内訳の例 |
【記事本文のみの作成】 ・記事単価:2,500円/本 ・本数:5本 ・合計:12,500円 |
【アンケート回答】 ・単価:300円/回 ・回数:15回 ・合計4,500円 |
この時期は、数をこなしていく中で文章の組み立て方や納品の流れを覚えていくことが大切です。私も初心者時代の仕事は、時給換算するとかなり低かったですが、自分の文章が報酬に変わる感覚を得られただけでもうれしかったのを覚えています。
3ヶ月~半年の中級者の収入目安
始めて3ヶ月〜半年の中級者副業Webライターは、月5〜7万円程度です。
月の収入目安 | 5~7万円 |
収入内訳の例 | 【構成案・記事本文の作成】 ・記事単価:10,000円/本 ・本数:5本 ・合計:50,000円【構成案のみの作成】 ・単価:1,500円/回 ・回数:5回 ・合計6,000円 |
中級者はクラウドソーシングの中でも、経験者向けやSEO知識を使った案件を行うことが多いです。スキルがアップしていくので、効率よく稼げるようになっていきます。
中級者Webライターの収入は月5万以上も
副業Webライターを3ヶ月〜半年ほど続けると、月に5万円以上稼げるようになることが増えます。この頃にはクラウドソーシングの評価もつき始め、継続案件や単価アップの声がかかることも。
少しずつ「自分で仕事を選べる」立場に近づいていきます。私の場合は、3ヶ月目くらいから継続依頼が増え、月5万円を稼げる月が増えました。
スキルアップだけでなく、文章の構成を工夫したり納期を守ったりと、当たり前のことを丁寧にやるだけで信頼が築けます。
中級者の収入内訳はSEOなど専門記事が増える
中級者になると、SEO記事や商品紹介記事など少し専門性のある内容を扱うようになります。
ライティングの幅も広がり、文字単価1円以上の案件に挑戦できるように。自分の得意分野に特化した案件に出会えることもあり、やりがいも増してきます。
実際、私は音楽経験を活かして音楽メディアの記事作成やキーワード選定などのお仕事をもらえるようになりました。
私が実際に月56,000円稼いだ月の内訳は次のとおりです。
収入内訳の例 |
【構成案・記事本文の作成】 ・記事単価:10,000円/本 ・本数:5本 ・合計:50,000円 |
【構成案のみの作成】 ・単価:1,500円/回 ・回数:5回 ・合計6,000円 |
この頃には、基本的なSEO知識もあったので、専門知識とSEOを掛け合わせて唯一無二の人材としてスカウトされることも増えました。
上級者が狙える収入帯とは
上級者になると、月10〜20万円程度稼げることが増えます。
月の収入目安 | 10~20万円 |
収入内訳の例 | 【記事本文・構成案の作成】 ・記事単価:25,000円/本 ・本数:5本 ・合計:125,000円【ディレクション業務】 ・単価:100,000円/月 ・合計100,000円 |
上級者レベルになると、ライティングだけでなくSEOを意識した構成案作成のほか、ライターに指示出しをしたりコンテンツ管理をしたりと、人をまとめるポジションの仕事も受けられます。
上級者Webライターは月20万円以上を目指せる
本業と並行しながら、副業で月20万円以上を稼いでいる上級者Webライターも実在します。
ここまでくると、単価だけでなく仕事の取り方や提案力も重要です。自分から営業したり、直接契約を結んだりして、効率よく稼げる案件を探します。
私は副業時代に、一度だけ20万円以上稼ぐことができました。1記事25,000円で、記事作成に時間がかからない案件だったので、達成できました。
上級者の収入内訳は専門記事や高単価記事が多い
上級者になると、専門知識を求められる記事や企業ブログの執筆など高単価案件が中心になっていきます。
単価は、文字単価2〜3円以上の案件が多いです。1記事で1万円以上の報酬がもらえることも。
このレベルになるには、専門性だけでなく、構成や編集、SEOの知識や、クライアントとの信頼関係も大事になります。
私が実際に20万円以上稼いだときの収入の内訳は、次のとおりです。
収入内訳の例 |
【記事本文・構成案の作成】 ・記事単価:25,000円/本 ・本数:5本 ・合計:125,000円 |
【ディレクション業務】 ・単価:100,000円/月 ・合計100,000円 |
記事の確認やライターとのやり取りをするディレクションを受けることも増えます。ディレクションはライティングをしないので、本業のスキマ時間に作業できるのも魅力です。
月5万の壁はいつ超える?副業Webライターの収入推移を大公開
結論から言うと、半年〜1年ほど継続すれば月5万円は現実的に目指せます。私の副業Webライター時代の実際の収入推移は、次のとおりです。
1~3ヶ月目 | 3~5万円/月 |
4~7ヶ月目 | 1~7万円/月 |
8ヶ月~1年メ | 10~15万円/月 |
具体的にどんな収入推移になるのか、私の実際の経験をもとに詳しく紹介します。
1~3ヶ月目で月3~5万円
私は1〜3ヶ月目で月3〜5万円稼ぐことができました。ただし、最初は文字単価が低いので、量をこなす必要がありましたね。
案件探しにも時間がかかるため、実際の作業時間はかなり長めになるかもしれません。私はこの時期、平日の夜と週末をすべて使って、なんとか月3万円をキープしていました。
また、この時期はスキルアップのために、案件をこなしながら勉強もしていましたね。
4~7ヶ月目で月1~7万円
この期間は、月によって収入に差が出やすいタイミングです。私自身も、収入が月1万円の月もあれば、月7万円稼ぐ月もありました。
うまく継続案件が見つかれば、収入はグッと伸びます。逆に、案件が途切れて伸び悩むので、油断せずに案件を探し続けるのがおすすめです。
この時期、私は単価アップの交渉やポートフォリオの見直しをして、徐々に安定感が出てきました。
8ヶ月~1年目で月10~15万円
副業でも、1年ほど継続すると月10万円を超える方が増えてきます。ライティングだけでなく、SEOの知識や編集スキルも身につけることで、仕事の幅が広がっていきます。
私もSEO記事の構成を任せてもらえるようになり、1件の報酬も大きくなりました。副業としてしっかり続けていけそうと思えたのもこの頃です。
とはいえ、1年以上続けても、なかなか稼げない副業Webライターがいるのも現実です。稼げない原因や稼ぐコツを事前に知っておきたい方は、次の記事を参考にしてください。
月5万の収入を得るための副業Webライターの仕事や作業時間
月5万円稼ぐなら、文字単価1円で50,000字書くのが目安です。また、作業時間は週10〜15時間程度あれば月5万円達成可能です。
ここからは、私が実際に月5万円の収入を得たときの体験をもとに、仕事内容や作業時間を詳しく解説します。
月5万稼ぐには?副業Webライターの仕事内訳とは
月に5万円を目指す場合、1文字1円の案件を月5万文字書くのがひとつの目安になります。
案件のジャンルとしては、SEO記事や体験談、商品レビュー、インタビュー記事など、少し内容の深いものが中心になってきます。
私が月5万円を超えたときはライターを始めて数ヶ月の頃で、週に2〜3本のSEO記事を書いていました。また、文字単価1円で、1記事10,000字の記事を1週間で仕上げることも。
クライアントとのやりとりやリサーチもあるので、実際は書く以外の時間もけっこう必要でした。
文字単価1.0円以上や記事単価10,000円以上の案件を受けるなら、SEO知識を身につけておくのがおすすめです。
以下の記事では、副業SEOライターの特徴や仕事内容を詳しく解説しています。私はSEOライターとして副業を始め、現在はフリーランスSEOライターになっています。
私の実体験をもとに、副業でSEOライターとして稼ぐポイントも紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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作業時間はどれくらい?
作業時間の目安としては、週10〜15時間程度あれば月5万円は十分狙えます。
もちろんスキルや効率にもよるので一概には言えませんが、副業としては比較的現実的なラインです。
私の場合、平日は夜に1〜2時間、土日にまとめて作業するスタイルでやりくりしていました。無理のない範囲で続けられるのが、副業ライターのいいところでもあります。
副業Webライターは年20万円以下に抑える?収入と確定申告の話
結論から言うと、年間の副業収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。ただ、20万円以内に抑えないといけないというわけではありません。
稼ぎたいならしっかり申告して、必要な手続きをするだけです。
私も初めて確定申告をしたときはドキドキでしたが、今ではfreeeなどのツールを使えば、意外と簡単に済ませられます。
ただし、本業の会社に副業をバレたくない方は、年20万円以内に抑えたり住民税を普通徴収にしたりと、工夫が必要です。
以下の記事では、副業禁止の会社でバレずにWebライターをするためのコツやバレやすいポイントなどを詳しく解説しています。
バレるのが不安な方は、次の記事もチェックしておいてくださいね。
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収入UPにつながる考え方を知って副業Webライターで月10万円を稼ぐ!
副業Webライターの平均収入は18,000円程度ですが、効率よく稼げる案件を探せば、初心者でも月3〜5万円を目指せます。
また、月5万円を達成したら、次に見えてくるのが月10万円の壁です。このラインを超えるには、「たくさん書く」だけではなく、単価を上げる工夫や専門性を育てる視点が必要になります。
しっかり稼ぐためには、まず考え方や環境を整えてWebライターを始めることが大切です。以下の記事では、副業でWebライターを始める具体的なステップを解説しています。一歩を踏み出して、稼げる副業ライターを目指しましょう。
副業でWebライターを始めたいときは目標や目的、スケジュールなどを決めてからクラウドソーシングサイトに登録するのがおすすめです。そうすることで、本業とのバランスを取りながらWebライターを始められます。 とはいえ、実際に始める際の具体[…]